チン首相、15件で総額20億ドル規模のプロジェクト支援を呼びかけ
ファム・ミン・チン首相は6月29日に日本の国際協力銀行(JBIC)の前田会長とその一行を迎え、ベトナムにおけるグリーントランスフォーメーション(GX)分野での継続的支援を要請した。
チン首相は、日本企業が主導する15件・総額200億ドル超のグリーントランスフォーメーションプロジェクトへの融資支援を、早期に実行に移すよう求めた。これらは、4月の石破首相によるベトナム公式訪問時に、「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の枠組みで発表されたプロジェクト群である。
ベトナムのインフラ改革にJBICの役割を期待
チン首相は、ベトナムは現在、大規模で構造的なインフラプロジェクトを複数進行中であるとして、JBICおよび日本企業に対し、資金、技術、人材育成の支援と研究協力を要請した。
特に、ベトナム・クウェート・日本の三国による合弁企業「ギソン石油化学コンビナート(NSRP)」に関しては、「関係者のうちベトナム側のみ赤字が続いている」という課題に触れ、プロジェクトの再構築(財務、人事、電力供給など)への協力を要請した。JBICは本プロジェクトの最大の資金提供者であることから、今後の第2期フェーズの実現に向けて、損益の共有とリスクの分担を原則とした調整を呼びかけた形だ。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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