2025年6月26日、ベトナム共産党中央本部にてトー・ラム書記長は新任の豪州大使ギリアン・バード氏の表敬訪問を受けた。
トー・ラム書記長は、バード大使の着任を歓迎し、同氏の豊富な経験と地域への深い理解により、両国間の包括的な戦略的パートナーシップが一層強化されることへの期待を表明した。
トー・ラム書記長は、外交・経済・教育など多分野における両国の実質的かつ前向きな協力関係を高く評価した。とりわけ、ベトナム西南部に架けられた斜張橋や、10万人以上のベトナム人留学生の豪州派遣は、友好の象徴であると述べた。
これに対し、バード大使は、近年のベトナムの経済・社会発展および制度改革の取り組みに感銘を受けたとし、国家の戦略的ビジョンにも深い敬意を示した。
トー・ラム書記長は、2024~2027年の行動計画や包括的な戦略的パートナーシップの格上げに関する共同声明の実行を促し、象徴的なプロジェクトの展開を提案した。また、両国間の貿易額を200億米ドルに拡大し、双方向の投資を倍増させる目標を掲げた。
バード大使は、ベトナムをオーストラリアの「東南アジア経済戦略2040」における中核パートナーと位置付け、同国企業の対ベトナム投資をさらに後押しする方針を表明した。
最後に、トー・ラム書記長はオーストラリア政府による現地在住ベトナム人コミュニティへの支援に謝意を述べ、今後も両国の架け橋としての役割を担うよう大使に期待を寄せた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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