トー・ラム書記長とトランプ大統領が電話会談
7月2日の20時(ベトナム時間)、ベトナムのトー・ラム書記長はアメリカのドナルド・トランプ大統領と電話会談を行い、両国の関係や相互関税率に関する協議について意見を交わした。
両首脳は、近年のベトナム・米国関係の良好な発展を前向きに高く評価し、両国の交渉団が「ベトナムと米国間の公正かつバランスの取れた二国間貿易協定の枠組みに関する共同声明」に合意したことを歓迎すると述べた。
トランプ大統領は、ベトナムがアメリカ製品、特に排気量の大きな大型車両に対し市場開放の姿勢を示したことを高く評価し、アメリカ側はベトナムからの多くの輸出品に課している相互関税率を大幅に引き下げる方針を示した。
さらにトランプ氏は、今後も両国間の優先分野における貿易障壁の解消に協力する意向を表明した。
一方、トー・ラム書記長は、アメリカがベトナムを早期に「市場経済国」として認定し、一部のハイテク製品に対する輸出制限を解除することを要請した。
両首脳は、今後の両国の包括的な戦略的パートナーシップの深化に向けた大枠と施策についても協議し、科学技術や先端分野を中心に、経済・貿易・投資などの分野における協力強化を進める方針で一致した。
トー・ラム書記長はこの機会に、トランプ大統領と夫人に対し、改めてベトナム訪問を公式に招待した。これに対しトランプ大統領は、招待に感謝の意を表し、「近いうちに再会できることを楽しみにしている」と応じた。
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