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【社会】警察が開けた命の道:妊婦を病院へ搬送、違反扱いせず

妊婦を乗せて病院へ向かうタクシー
(C)THANH NIEN

ホーチミン市で感動の対応、警察が出産間近の妊婦のため交通整理

2025年7月3日午後8時40分ごろ、ホーチミン市交通警察(CSGT)は、出産間近の妊婦を乗せたタクシーを病院へ搬送するため、緊急で道路を開放し交通誘導を行った。

この出来事は、バンコー交通警察チームの管轄区域内で発生した。カントー市在住の31歳のN氏が、妻の急な陣痛と出血によりタクシーでフンヴオン病院へ向かっていたが、激しい交通渋滞と赤信号により進行が困難な状況だった。

「もうすぐ産まれる!」妊婦の危機に警察が即応

焦る中、N氏はタクシーの窓越しに同方向に走行していた警察のバイク隊を見かけ、運転手に指示して接近。N氏は「妻がもうすぐ産まれる。出血がひどい」と警察官に伝え、支援を要請した。

これに対し、交通警察はサイレンを鳴らしながら前方車両に道を譲るよう促し、交差点での安全確認にも尽力。わずか約10分後には病院に到着し、医師と看護師により無事に分娩室へ搬送された。

「違反ではない」警察が配慮、罰則なしの対応

病院到着後、警察はタクシーの運転手と車両ナンバー(50H-379.05)の情報を控え、上司に状況を報告。タクシーが一時的に交通規則(車線変更など)に違反していた可能性があるが、緊急対応だったため「罰則対象外」と判断された。

この対応に対し、N氏は警察および道を譲ってくれた他の市民に深く感謝の意を表明。「妻子ともに健康で、すでに無事に退院できました」と語った。

警察:「交通の協力は人道的な文化」

バンコー交通警察の代表は、「困っている市民には常に協力する」という姿勢を強調し、道を譲った市民にも感謝の言葉を述べた。

「優先車両への道を譲る行動は、交通マナーであるだけでなく、人道的で社会的にも意義ある行為です」と語った。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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