外国人も簡単に税務申告可能に、VNeID導入拡大|ホーチミンで手続き支援強化
外国人が電子身分認証(VNeID)レベル2のアカウントを取得すれば、一時滞在許可証や永住証との連携、税務申告などが可能となり、さまざまな行政手続きをスムーズに行えるようになる。
ホーチミン市出入国管理局によると、7月1日~8月19日までの「50日間集中登録キャンペーン」として、外国人向けに平日夜間や週末も対応する特別体制を敷いており、すでに3,000件の申請を受け付けている。現在、ホーチミン市内では約1万5,000人の外国人がVNeID取得を希望していると推定されている。
電子身分証VNeIDがもたらす利便性
VNeIDのレベル2アカウントを取得することで、外国人は以下のことが可能になる:
- 税務署への税務申告や納税手続き
- 一時・永住滞在証の連携による本人確認の簡素化
- ホテルや住宅での一時滞在申告のオンライン手続き
- 銀行などでの身元確認書類の代替
- 各種公共サービスへのアクセス
ホーチミン市出入国管理局は「外国人が自身のVNeIDに情報を統合することで、必要な場面で迅速に情報照会・提出が可能になる」と強調。行政の透明性と利便性の向上を目指して、今後さらに利用を促進していく方針だ。
実施拠点と対応時間
現在の申請受付拠点は以下の3か所:
- 196 Nguyễn Thị Minh Khai(グエン・ティ・ミン・カイ通り)
- 239 Ngô Gia Tự(ゴー・ザー・トゥ通り/旧ビンズオン)
- 120 Phạm Hùng(ファム・フン通り/旧バリア)
対応時間は毎日7:30~21:00(祝日除く)で、予約不要。
この取り組みは、行政手続きのデジタル化と外国人の法令遵守を促すと同時に、「公安創設80周年記念」(2025年8月19日)に向けた重点施策の一環として位置づけられている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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