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【経済】ビエンホア1工業団地の10企業に初の移転補償決定

ビエンホア1工業団地
(C)TUOI TRE

ドンナイ省が初の移転補償対象を承認

ドンナイ省チャンビエン街区人民委員会は、ビエンホア1工業団地からの移転に伴い、10社に対する補償・支援額を正式決定した。総額は3億5,100万VND(約200万円)を超える。対象企業は、同工業団地に入居する約70社の移転対象の一部である。

補償額は企業ごとに差

今回最も高額の補償・支援を受けるのは、敷地面積約6.73ヘクタールのドンナイレンガ株式会社(本社:ホーチミン市)で、約6,640万VND(約38万円)。
一方、敷地面積1.5ヘクタールのドンナイ交通工事株式会社(本社:ホーチミン市)は約880万VND(約5万円)と最も低い額となった。
補償額は賃借地上の樹木やその他資産の評価額に基づき算出され、7社には移転奨励金として100万~600万ドンが支給される。

企業に解体・撤去を指示

チャンビエン街区人民委員会は、対象企業に対し、資産の撤去・移転を速やかに行い、用地をドンナイ省土地開発センターへ引き渡すよう求めている。

老朽化と環境問題で再開発へ

ビエンホア1工業団地は1963年に設立されたベトナム初の工業団地で、面積は約329ヘクタール。長年にわたり稼働してきたが、ドンナイ川の汚染源となっていることから、移転と機能転換が決定された。
2025年5月には、省が合同検査チームを設置し、建設、防火、税務、土地、環境保護の順守状況を調査。その後、数十社に対し総額100億ドン超の罰金を科し、環境ライセンスのない排出物の排出源一時停止などの措置を実施した。

2025年末までに土地回収完了へ

省は2025年12月1日までに全ての用地を回収し、工業団地を都市・商業・サービス地区へと転換し、環境改善を図る計画だ。
すでに約130ヘクタールの施設を撤去しており、残る企業にも自主的な移転を促している。

再開発後は3つの都市区画に

再開発計画では、

  • 都市・商業・サービス区(50.5ヘクタール)
  • 政治・行政都市区(103.5ヘクタール)
  • 都市・商業・サービス区(175ヘクタール)
    の3エリアを整備する。
    敷地内ではすでにドンナイ省警察本部(5.76ヘクタール)が建設中で、国家監査院第13地域事務所(0.5ヘクタール)は稼働を開始している。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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