E10導入1か月、購入は低調
バイオ燃料E10が一部の石油企業により試験販売開始から1か月が経過したが、販売量の伸びは鈍い。
8月26日の取材によると、ホーチミン市の多くの利用者は依然として従来のガソリンRON95を選んでいる。
「品質が不安」「まだ様子見」消費者の声
ホーチミン市ニューロック街区に住むチャン・ハ・リンさんは「E10が改良されたと聞いたが、しばらく様子を見たい。問題がなければ使いたい」と話す。
また、ファンダンルー通りのガソリンスタンドでは、スタッフに勧められて初めてE10を試す客もいる一方、ほとんどの客は従来燃料を選び続けている。
「高価なバイクには使えない」愛好家の懸念
大型バイク愛好家のクオック・ナム氏は、1億5000万VND(約90万円)相当のRoyal Enfield 500にE10を試す気はないと断言する。
「燃料は、コストだけでなく、エンジンの寿命や走行性能に直結します。不適切な燃料の仕様は車両故障リスクを高めます。バイクメーカーがE10対応車種を出せば検討しますが、現状では使用するのは無理があります」と語る。
コスト差は小さいが、信頼性が課題
一方、バイヒエン街区のチャン・チュン氏は「試しに使ってみましたが、価格差はわずかです。重要なのは性能と環境面で、使って問題があれば元に戻すでしょう」と述べる。
消費者の多くが環境保護への関心を持ちながらも、E10の品質・エンジン耐久性に不安を抱いているのが現状といえる。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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