上海協力機構サミットを機会に会談
2025年9月1日、中国・天津で開催された上海協力機構(SCO)首脳会議に出席したベトナムのファム・ミン・チン首相は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談した。
友好のメッセージと感謝を伝達
チン首相は、ベトナム共産党トー・ラム書記長、ルオン・クオン国家主席、及び党・国家指導部からの親愛の挨拶をプーチン大統領に伝えた。さらに、ベトナム建国80周年の記念行事に対する祝辞や、ロシア代表団・軍代表団の参加に謝意を表した。
戦略的パートナーシップの強調
チン首相は、ベトナムがロシアとの伝統的友好と包括的な戦略的パートナーシップを極めて重視していると強調し、ロシアを「最も重要なパートナーの一つ」と位置付けた。両首脳は、トー・ラム書記長の今年5月のロシア公式訪問を契機に、両国関係が大きく発展している点を確認した。
協力分野の具体化
両首脳は、経済、貿易、投資、文化、観光、人材交流など幅広い分野で協力を加速させることで一致した。プーチン大統領は、両国政府の合意を具体的な協力に結びつけるよう、ロシアの関係機関や企業に働きかける意向を示した。
中国訪問を締めくくる会談
この会談は、チン首相の中国訪問における最後の公式活動となった。同日、首相は上海協力機構のヌルラン・イェメバエフ事務総長をはじめ、各国指導者とも個別会談を実施。SCOの今年のテーマ「持続可能な発展」についても意見を交わした。
会談後、チン首相と代表団は天津を出発し、ハノイへ帰国の途についた。
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ベトナム進出支援LAI VIEN