少年の機転で命を救う
ダックラック省で発生した一家惨殺事件において、隣家に住む12歳の少年が負傷した同級生を救出していたことが分かった。少年は夜中に助けを求める声を聞き、裏口を開けて血まみれの友人を家に避難させ、鍵をかけて守った。容疑者は何度も扉を叩いて脅したが、少年は耐え抜いたという。
少年は「友達が弱っていたので水を飲ませた。警察が来るまで扉を開けなかった」と証言した。被害者の少年は塀を乗り越えて逃げ出した際に重傷を負ったが、病院で治療を受け一命を取り留めている。
義理の家族を襲撃
事件は9月12日夜に発生した。容疑者のグエン・ナム・ダイ・トゥアン(37歳)は、妻の実家に侵入を試みたが拒まれた。その後、帰宅した義弟を待ち伏せし、ハンマーと刃物で襲撃して殺害。さらに義母と妻を殺害し、妻の連れ子である12歳の少年をも攻撃した。
現場では義母、妻の2人と義弟の計3人が死亡、少年1人が重傷を負った。
逃走と逮捕
事件後、容疑者は遺体を室内に引きずり込み、血痕を洗い流して逃走した。途中でバイクを奪い、変装して逃げ回ったが、翌朝8時半頃、イアカオ街区内で警察に逮捕された。
長年続いた家庭内不和
親族や近隣住民によれば、容疑者と妻の家庭には長年にわたり不和があり、暴力や口論が繰り返されていたという。近隣住民は「以前から刃物を持って妻を追い回す姿を見ていた。家族が止めても彼は聞かなかった」と証言している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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