ハノイ市内で道路の冠水箇所を通過した女性が、体にしびれを感じ、感電の疑いがあるとして通報した。電力会社が現場を確認し、街灯の電源を遮断した。幸いけが人はなかった。
感電の疑い通報、電源を遮断
ハノイ市警交通警察第6分隊によると、この出来事は10月7日朝、イェンホア街区のトゥーモー通りとファムフン通りの交差点付近で発生した。
現場は豪雨によって冠水しており、通行していた女性が「体がピリピリするようなしびれを感じた」と訴え、感電を疑って警察官に知らせたという。
直後に警察は電力会社へ連絡し、現場周辺の街灯の電源を遮断した。幹部は「人的被害は発生していない」と説明した。
行政が現場を確認、電力会社に調査依頼
イェンホア街区人民委員会のチン・ティ・ズン主席によると、住民から感電の疑いが報告された後、人民委員会が電力会社に対して現場一帯の総点検を要請した。ただし、7日夕方時点で、電力会社からの報告はまだ届いていないという。
台風11号の影響でハノイ各地が冠水
今回の事故は、台風11号(マットゥモ)の影響による豪雨の中で起きた。
同日未明からの大雨で、ハノイ市内では深さ1メートル近く冠水した場所もあり、多くの市民がバイクを押して歩いたり、手作りのボートで移動したりしていた。
一部の車両は冠水地帯を無理に走行してエンストし、市民は土のうや木の板を使って家屋への浸水を防いだ。
国立気象予報センターによると、午前6時から8時までの2時間での降雨量は、30〜60ミリ、地域によってはより激しく、トゥーリエム街区では240ミリ、フーディエン街区で178ミリ、フールオン街区で152ミリに達した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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