周囲に多数の足跡、現場は人里から5キロの山中
10月19日午後、ベトナム中部高原地方ラムドン省で、66歳の男性が森の中で死亡しているのが見つかったとダックウィル村人民委員会が公表した。現場には多数のゾウの足跡が残されており、地元当局は野生ゾウによる被害の可能性が高いとみている。
タケノコ採りに出かけたまま帰らず
死亡したのは、ラムドン省ダックウィル村に住むM.V.Tさん(66歳)。
17日午後、Tさんはタケノコを採りに森へ入ったが、夜になっても戻らなかったため、家族が村当局と警察に通報した。
18日朝、家族と地元の捜索隊が山中を捜索したところ、村から約5キロ離れた険しい山林地帯で遺体を発見したという。
現場にゾウの足跡 長年群れの出没地域
ダックウィル村人民委員会のホアン・バン・タム主席によると、現場には他殺の形跡はなく、遺体の周囲には多数のゾウの足跡が確認された。
「この地域ではここ数年、野生ゾウが頻繁に出没し、住民の畑を荒らすこともあります」とタム主席は語り、現場写真を報道陣に提供した。
現在、ラムドン省警察および森林警備隊が現場検証を行い、群れの動向を追跡している。
当局は住民に対し、当面は森林に立ち入らないよう注意を呼びかけている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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