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【国際】ベトナムと南アフリカ、経済・文化協力の新たな可能性を模索

ベトナムのファン・ミン・チン首相と南アフリカのシリル・ラマポーサ大統領
(C)THANH NIEN

ファン・ミン・チン首相とシリル・ラマポーサ大統領、企業フォーラムに出席

10月24日午後、ファン・ミン・チン首相と南アフリカのシリル・ラマポーサ大統領は、ハノイで開催された「ベトナム・南アフリカ企業フォーラム」に出席した。
フォーラムには、両国の政府関係者、各省庁代表、約200名の企業代表が参加した。

首相「協力の主体は国民と企業」

ファン・ミン・チン首相はあいさつで、両国首脳会談で経済・文化・社会分野における協力の方向性と目標を定めたことを紹介し、「その実現を担うのは国民と企業である」と強調した。

首相は、両国企業が「歴史的使命」として経済・文化の架け橋となり、潜在的な協力を具体的なプロジェクトに転換するよう呼びかけた。
「協力の成果は両国の繁栄と幸福につながり、地域と世界の平和と発展にも寄与する」と述べた。

南ア大統領「両国は互いの地域のゲートウェイ」

ラマポーサ大統領は、ベトナムと南アフリカの関係は「自然なニーズから生まれ、歴史と文化、理念の共通性によって育まれた」と述べ、長期的な友情と協力関係の深化に期待を示した。

また、「南アフリカはアフリカへの玄関口、ベトナムは東南アジアへの玄関口であり、両国は互いの地域市場へのゲートウェイとなる」と位置づけた。

双方に補完的な強み

ラマポーサ大統領は、ベトナムが電気自動車やバッテリー生産、再生可能エネルギー、デジタル転換、電子、繊維、コメ、コーヒー、水産物などで強みを持つ一方、南アフリカは果物やワイン、畜産、水産、鉱業、自動車、インフラ整備などに優位性があると指摘した。

「両国にはまだ多くの未開拓の潜在力が残されており、企業は技術移転やサプライチェーン構築を通じて協力を拡大すべきだ」と述べた。
観光や文化交流の分野でも協力の可能性が大きいと強調した。

貿易障壁の撤廃と投資保護を約束

ラマポーサ大統領は「南アフリカ政府は貿易障壁の削減、投資保護の法的枠組み整備を進める」と述べ、ベトナム企業に対して「この好機を生かし、南アフリカ企業と具体的な契約・事業・プログラムを通じて協力関係を築いてほしい」と呼びかけた。

国会間協力を強化へ

同日、ベトナム国会のチャン・タイン・マン議長はラマポーサ大統領と会談し、両国関係をさらに発展させる意向を表明した。
マン議長は「議会間協力を二国間関係の重要な柱としたい」と述べ、専門委員会間の交流や立法分野での協力覚書の早期締結を提案した。

また、今後開催される立法セミナーへの南アフリカ国会代表の参加を招請し、「南半球諸国の模範となる議会協力を築きたい」と語った。

南ア大統領「立法府の役割は不可欠」

ラマポーサ大統領は「両国が関係を戦略的パートナーシップに格上げするにあたり、立法機関の役割は協力合意の実施を支えるうえで極めて重要である」と強調した。
同日、大統領はベトナム国会第15期第10会期を傍聴し、国会博物館を訪問。また、午前中には故ヴォー・グエン・ザップ大将の家族を訪問した。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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