ハノイ市ホアンホアタム通りのビール工場で激しい炎と黒煙
ハノイ市ホアンホアタム通りにあるハノイビール(HABECO)工場で大規模な火災が発生し、激しい炎と黒煙が上がった。
地元当局が火災発生を確認 消防・救助隊が直ちに出動
12月1日朝、ハノイ市ゴックハー街区人民委員会の幹部は、ハノイビール(HABECO)工場で大規模火災が発生した事実を確認したと述べた。
通報を受け、消防・救助部隊が現場に急行し、消火と救助活動に当たった。
火災現場は工場内のホール 人的被害は確認されず
同幹部によれば、火災が発生したのは工場内のホール部分である。
「現時点で火災はすでに制圧されている。初期報告では人的被害は確認されていない」と説明した。
工場は“ゴールデンエリア”と呼ばれる一等地に立地
HABECO工場は、ホアンホアタム183番地に位置し、面積5万2,000㎡超の“ゴールデンエリア”とされる一等地に立地している。
ここはハノイビール・酒類・清涼飲料総公社(HABECO)の本社であるとともに、同社のビール製造工場でもある。
都市計画により5年以内の移転対象施設
2023年にハノイ市人民委員会が公表した「移転対象の家屋・土地リスト」によると、同工場は市の承認から5年以内に移転すべき施設とされている。
“ゴールデンエリア” 再開発に関する市の動き
今年9月、同地に関連して、ハノイ市人民委員会は教育訓練局に対し、都市計画・建築局、自然資源・環境局、ゴックハー街区人民委員会などと連携し、区域内の土地資源を再確認するよう指示した。
土地資源に余裕がある場合、ホアンホアタム183番地に計画されていた高校の設置場所を見直し、ハノイビール博物館建設プロジェクトを優先する計画変更も検討するとした。
ハノイ市議会、移転対象リストを正式承認 HABECO工場は第1段階で移転へ
11月末に開催されたハノイ市人民議会第28回会議では、首都ハノイの都市中心部で、総合計画2045および2065年ビジョンに適合しない産業施設、医療機関、教育施設、行政機関を移転するリストが承認された。
この中で、HABECO工場は引き続き「第1段階で内市部から移転すべき施設」として位置づけられている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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