ファン・ミン・チン首相「2桁成長目標には基盤と余地があり、実現可能」
ベトナム経済フォーラムで発言
12月16日午後、ファン・ミン・チン首相は「デジタル時代における迅速かつ持続可能な発展とグリーントランスフォーメーション(GX)」をテーマとする「ベトナム経済フォーラム2025(VEPF)・2026年展望」の全体会合を主宰した。
チン首相は演説で、デジタル時代におけるGXは不可逆的な必然の流れであると強調し、ベトナムは「グリーン化とデジタル化を同時に進める二重転換」を、客観的要請として受け止め、戦略的に選択し、投資の最優先課題として明確に位置づけていると述べた。
2025年の経済は明るい基調
チン首相は、2025年の社会経済全体の状況について「明るい色調が主流である」と評価。ベトナム経済は高い耐性を示し、成長率は8%を超え、地域および世界でも上位グループに位置するとした。
さらにマクロ経済は安定し、インフレは抑制され、主要な経済バランスも確保されており、自立・自強を基本としていると述べた。
また、制度改革、インフラ整備、スマートガバナンスという「三つの戦略的突破口」が果断かつ効果的に実行されているとし、2025年のデジタル経済の比率はGDPの約20%に達すると説明した。イノベーション指数では、ベトナムは139の国・地域中44位に位置している。
2026年に向けた課題
一方で、2026年はより多くの課題に直面し、国際情勢は複雑化・不透明化すると指摘。経済開放度が国内経済規模の約1.7~1.8倍に達していることによる外的リスク、労働集約型・低コスト・資源依存型に偏った成長構造、投資効率の低さ(ICORの高さ)などが弱点として挙げられた。
科学技術やイノベーションは、依然として成長の主導的原動力とはなっておらず、制度や政策面でもボトルネックが残っているとした。また、自然災害や気候変動の影響を強く受ける国の一つであり、経済損失は年間約100兆VNDに上ると述べた。
二重転換が成長の鍵
チン首相は、高所得の先進国になるためには、科学技術、イノベーション、DX、GXを基盤とする必要があると強調する。「グリーン化とデジタル化の二重転換」は、2045年までに高所得の先進国となるという長期目標を達成するための戦略的優先事項であると位置づけた。
その上で、マクロ経済の安定を維持しつつ、2桁成長を目指すと表明。制度改革、人材育成、インフラ整備を重点的に進め、制度上のボトルネックを国家競争力へと転換する必要性を訴えた。
新旧成長エンジンの強化
投資・輸出・消費といった従来型の成長動力を刷新するとともに、デジタル経済、グリーン経済、知識経済、循環経済、創造経済といった新たな成長分野を推進する方針を示した。
国際金融センターや自由貿易センター、国境経済区の整備、高速鉄道や原子力エネルギーの開発、新たな成長空間の活用も掲げられた。
首相は最後に、「ベトナムにとって2桁成長は、基盤があり、余地があり、実現可能である。これは極めて高い政治的決意と、大きな努力、そして果断な行動の表れである」と強調した。
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