6月13日の集中豪雨によりディンティエンホアン通り、リータイトー通り、リートゥーンキエット通り、ファンボイチャウ通りなどハノイ市内の主要な大通りが浸水した。
6月13日の19時40分ごろから21時ごろまでハノイ市内各所で100㎜を超える雨量が観測された。もっとも雨が激しかったコーザイ区では、マイジック街区で150㎜以上の雨量が観測された。またドンダー区のグエンクエン通りでも、100㎜以上の雨量が観測された。
他にホアンキエム区、ハイバーチュン区、ナムトゥーリエム区、タイホー区では80~90㎜の雨量が記録され、タインスアン区やバーディン区でも約70㎜の雨量が観測された。
洪水監視マップ上では、多くの地域で局所的な洪水被害が確認された。コーザイ区のファンバンチューン通りでは50㎝以上の浸水となり、交通が麻痺した。その他の地域でも多くの通りで30㎝以上の浸水が発生し、車両での移動が出来なくなった。
市内中心部ホアンキエム区のディンティエンホアン通り、リータイトー通り、リートゥーンキエット通り、ファンボイチャウ通りも浸水した。リータイトー通りのハノイ郵便局前は約40㎝の浸水となり、通行する車両は見られず、多くの人がビル内で立ち往生を余儀なくされていた。
同じころファップバン‐カウゼー高速道路では、多くの街路樹が倒れて道をふさいだため、交通警察が出動して車両が通過できるように倒木を道から取り除いた。交通警察では、大雨が降っている間は視界が遮られ、倒木などの危険性もあるため、高速道路を走行中は徐行して進むように警告した。
気象予防センターによると、今回の大雨は低気圧の谷が活性化したことが原因で、大雨は北部全域で明日一杯まで継続する可能性がある。その後は降水地域が北部山岳地帯と北中部地域に狭まるとみられている。
ハノイ市内の多くの主要道路が冠水したのは、この15日間で2回目のことだ。5月29日にハノイ市は1986年以来という記録的な豪雨を記録した。このときはコーザイ地区で2時間に170㎜の雨量を観測したほか、タイホ―区で150㎜、ホアンマイ区でも130㎜の雨量が確認された。
出典:13/06/2022 VNEXPRESS
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