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【新型コロナ】ホーチミン市、重症病床500床確保を計画

(C)VNEXPRESS

ホーチミン市保健局は、集中治療室での治療が必要な重症患者500人を市内の10か所の病院で治療するシナリオを準備している。

7月6日、ホーチミン市保健局は、COVID-19患者の治療に対応している指定病院に対して、重症用病床を確保するために、現在の人員、施設、設備、消耗品について再確認するよう要請した。

現在の計画では、COVID-19の重症患者受け入れ病院グループでは、チョーライ病院の100床、熱帯病院の100床、ファンゴックタックCOVID-19治療専門病院の75床、チュンブーンCOVID-19治療専門病院の75床、トゥードゥックCOVID-19治療専門病院の50床、第2小児科病院の20床、市立小児科病院の20床の合計440床確保が準備されている。

また、軽・中等症患者受け入れ病院グループからは、カンゾーCOVID-19治療専門病院が20床、クチCOVID-19治療専門病院が20床、ビンチャンCOVID-19治療専門病院が10床、クチ野戦病院が10床の合計60床の重症患者用病床を準備する

トゥードゥックCOVID-19治療専門病院は、以前は、軽症・中等症対応病院であったが、高い専門技術能力が評価され、最近になって、重症患者受け入れ病院に追加された。

ホーチミン市保健局によると、この計画は、日々感染者が増加するにつれて重症患者が増加する状況に対して、治療効率を改善するために準備されたものだ。

ホーチミン市は、保健省がバクザン省で展開した3段階治療モデルに従い、感染者を無症状者、軽・中等症患者、重症患者という3段階に分類して治療する方針を進めている。

ホーチミン市保健局では、熱帯病院に対して、ホーチミン市救急救命協会と協力して、継続的に重症患者に対応できる人材の育成を進めるように要請している。各病院では、職員の業務内容に応じて感染防止対策、COVID-19の診断と治療ガイドライン、重症患者の緊急治療方法などに研修を実施している。

ホーチミン市では更に、市内の通常病院で集中治療にあたっている医師と看護師に対して、COVID-19専門病院での治療に対応できるようにトレーニングを行い、あらゆる状況で治療スタッフを確保できるように準備している。

またホーチミン市保健局では、COVID-19専門治療病院に対して、重症病床数に応じて、優先的に人工呼吸器、X線装置、酸素供給システムなどの必要な設備を追加投入していくとしている。

現在ホーチミン市には、全病院併せて1万床のCOVID-19患者対応能力が準備されており、市では、これを感染拡大シナリオにあわせて、1万5000床まで増強させる計画だ。

7月5日時点で、ホーチミン市は、6000人近くのCOVID-19患者を治療している。ホーチミン市保健局のタン・チー・トゥーン副局長は、COVID-19発生から現在までの統計によると、この病気の重症化率は、3.5%程度で、およそ100人に3,4人が重症化すると話す。

一方で、6月末までのホーチミン市保健局の統計によれば、COVID-19の感染者のおよそ80%が無症状か軽症とのことだ。

ホーチミン市では、感染第4波により、4月27日から7月6日までに国内で最多の6905人の感染者が確認されている。

出典:06/07/2021 – VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作