ファン・ミン・チン首相は、各地方自治体に対して安全確保を第一としながら、COVID-19ワクチン接種のスピードをさらに加速させるよう指示する公文書を発行した。
上記の公文書によると、安全適応に関する政府の議決が実施されてから約2か月が経過し、国内の感染状況は基本的に抑制されているとしている。しかし、国内の多くの地方ではまだ感染が拡大しており、また海外の一部の国では、新たにオミクロン株が発見されるなど予断を許さない状況が続いている。
12月4日のベトナム国内の1日の新規感染者数は1万3998人で、直近の過去7日間平均の感染者数は1日あたり1万3784人となっている。
これを受けて政府は、社会隔離措置の実施によって困難な状況に陥っている人々を支援するために4800トン以上の備蓄米を支給することを決めた。具体的にはホアビン省に55トン、ハティン省に230トン、ソックチャン省に4590トンの米が支給される。
これまでにベトナム国内では、1億2700万回のワクチン接種が行われており、そのうち7300万回が1回目の接種、5400万回が2回目の接種となっている。
12月2日に開かれた政府の会議でチン首相は、感染を抑制するための基本的かつ決定的な解決策として、ワクチン接種の実施状況について特に高い関心を示した。そのため、各関係機関は12月中旬までに18歳以上の全国民に2回目のワクチン接種を完了させる具体的な計画を立案し、12歳以上の子供へのワクチン接種を継続し、3回目のワクチン接種に向けた合理的な計画を立案するように求められた。
11月8日、国会の場において保健省のグエン・タイン・ロン大臣は、ベトナムは世界でワクチン接種回数の多い国トップ20に入っており、東南アジアでは2番目、アジアでも7番目に接種回数が多く、世界で最もワクチン接種スピードが速い3か国のうちの1つに入っていると説明した。
出典:04/12/2021 VNEXPRESS
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