ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【経済】企業が宿泊場所提供などの支援を求める

(C)VNEXPRESS

『生産と隔離の両立』は、企業にとって非常に困難な課題であるとして、ホーチミン市工業団地企業協会(HBA)は、政府に対して国が管理する地域の提供を求めた。

この提案は、7月15日の夜にホーチミン市工業団地企業協会(HBA)からホーチミン市人民委員会と感染防止管理委員会へ送られたものだ。

HBAによると、殆どの企業が新しい規制に従い、生産活動を維持しながら労働者のための宿泊施設を確保するという2重の目標達成に向けて努力している。7月15日の昼頃までにホーチミン市内の各工業団地と輸出加工区に入居する556社中353社が製造活動を継続させると表明している。

しかし多くの企業は、労働者の宿泊場所の確保に苦労している。一部の企業は、労働者のためにホテルを借り上げ、毎日シャトルバスで送迎しなければならない。

サイゴンハイテクパークでは、Dalalogic社が150人の労働者のために工場内の宿泊場所を確保すると同時に、別の150人の労働者のために5か所のホテルを確保した。Intel社とJabil Vietnam社は、1000人の労働者のために1区、9区、フーニョン区のホテルを手配し、送迎用のシャトルバスを運行している。Sonion Vietnam社の場合は、30人の労働者を工場内に滞在させ、430人の労働者を1区のホテルに宿泊させている。

「現状では多くの企業が困難に直面している。そのため、企業は、政府が管理する土地を企業に貸し出すなどの方法で、企業を支援することを検討するように強く求めている」とHBAの提案書は述べている。

一部の企業では、市内各所のホテルに労働者を分散させているので、工場までの送迎に多くのホテルに立ち寄る必要があり、「1ルート-2ポイント」の原則を遵守するのが難しい状況だ。

各工場/企業の特徴は、業種、労働形態、労働時間によってバラバラで、宿泊条件も異なっている。そのため、HBAは政府に対してルールの規定をより柔軟なものにし、特定の重要な産業への優先支援策を構築すべきだと提案している。

また、企業が「3つの現場対策」を実施している企業に対する監査も、企業の負担を軽減させるために1チームでおこなうべきであると提案している。

上記の提案に加え、HBAはホーチミン市に対して企業の製造活動の早期安定のために、労働者へのワクチン接種を優先させる様に要望している。

さらにHBAのグエン・バン・ベー会長は、ホーチミン市に対して企業の生産活動における物流上の困難を解決する方法を検討する必要があると指摘した。

HBAによると、空港と港での貨物の受け渡しは22時から朝5時までと規定されており企業の製造活動や物流活動に適していない。また、HBAはホーチミン市に対して、物流管理をよりスムーズにするために、企業の貨物輸送車両や労働者送迎車両にステッカーやロゴを貼り付ける案を提案している。

7月15日0時から「3つの現場対策」(工場で製造、工場で飲食、工場で休憩)方針に基づいて製造と労働者の隔離を両立させることが出来ない企業は、製造活動を停止しなければならなくなった。

ホーチミン市人民委員会のズーン・アイン・ドゥック副主席は、ホーチミン市は現在、工業団地管理委員会と協力して各企業の実態調査チームを組織していると述べた。製造現場への厳しい規制は”労働者と居住地域での感染の連鎖を断ち切る”ために絶対的に厳守する必要があるルールだとドゥック副主席は断言している。

出典:15/07/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作