『公立医療機関と民間病院は、診察と治療を希望する救急患者、重症患者の受入れを絶対に拒否してはならない。この規定に違反した医療機関は、厳重な処分が下される。』
これは、保健省の作成した治療能力を強化し、死亡率を最小限に抑え、診察と治療を安定的に提供することを目的とした国民健康システムに関するガイドラインの内容だ。
このガイドラインは、一部の病院が受け入れを拒否した重症患者や救急患者がその後死亡したという事例が発生したことを受けて保健省が発行したものだ。
保健省は、関係各機関に対して各地方で蔓延している感染に対応するために、治療施設を設立し、医療インフラを整備し、医療器具を補充し専門能力を向上させるための計画を立案し、病院での死者を極力避けるために保健省の規定に基づいた厳格な措置を実施することを求めている。
保健省では、国内の全ての公立医療機関と民間病院を動員して、感染防止対策の準備を整えたい考えだ。
保健省は、感染が拡大し地域の感染リスクが高まった状況においては、一部の病院をCOVID-1療専門病院に指定し、その他の医療機関にはCOVID-19患者の収容、管理、治療のために病床の最低40%を準備しておくことを要求している。
保健省はまた、各病院に対して症状が安定している慢性疾患の患者に対して外来で治療薬を処方し、外来で診察を受けに来た患者には、1~3か月分の治療薬を処方し、診察に来られない患者については、次の診察可能な時期までの十分な治療薬を処方するように求めている。
出典：16/08/2021 BAO TUOI TRE
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