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【新型コロナ】ハノイ市が市民にパニックを起こさないよう呼びかける

(C) VNEXPRESS

新規感染者数が急増し1日の新規感染者数が8800人を超えたことを受け、ハノイ市人民委員会は市民に対して、パニックを起こさず感染防止対策を遵守するように求めた。

2月24日の夜に発行された公電で、ハノイ市人民委員会のチュー・ゴック・アイン主席は、ハノイ市内の感染者数が急増したことで、社会経済に影響がでており、市民に混乱が生じていると述べた。また、一部の感染防止対策用品で、急激な値上がりが起きているとも指摘した。

ハノイ市では、感染拡大を抑え込むために、市民に対して感染防止対策を徹底し、COVID-19に感染し自宅療養となった場合の対処を事前に準備し、重症化の兆候が認められる場合は、すぐに医療機関に連絡してサポートを受け、決して自分勝手に判断したり、パニックを起こしたりしないように呼びかけた。

市内の各区町村は、特に人口密度の高い地域で医療人材、治療薬、治療器具などを確保するために地域の医療ステーションと移動式医療ステーションの活動効率を高め、保健省によるCOVID-19患者の受け入れと治療対応に関するガイドラインに従って迅速に適切な治療を実施する必要がある。自宅療養中のF0サポートチームは、自宅療養中のF0の管理を積極的かつ効率的に実施する必要がある。

自宅療養中の児童と妊婦については、注意深くフォローし、重症化の兆候が見られた場合には、迅速に適切な治療を受けられる施設に移す必要がある。

ハノイ市は、ワクチンを接種できていない高齢者、基礎疾患のある人、妊婦、移動が困難な人などに対する自宅でのワクチン接種を見直し、18歳以上の3回目のワクチン接種と12歳から17歳までの2回目のワクチン接種をさらに促進し、ワクチンが供給されればすぐに5歳以上12歳未満へのワクチン接種を実施できるように準備を進めている。

ハノイ市保健局は、中央衛生疫学研究所と協力してCOVID-19感染症例のゲノム解析をおこなって、市内のオミクロン株の蔓延状況を評価し、今後の感染者増加への対応シナリオを提案している。

2月24日にハノイ市保健局は、過去最多の8864人の新規感染者を確認した。これは、市民や医療施設側からの自主的な報告による数字であり、実際の感染者数はさらに多いことが予測される。

現在、ハノイ市中心部の12の区の1年生から6年生の児童は、オンライン学習を続けているが、中学1年生から高校3年生は対面授業を再開している。

出典:24/02/2022 VNEXPRESS
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