ブー・ドゥック・ダム副首相は、ベトナム政府は、海外旅行者の受け入れを再開し、国内と海外の旅行者を区別しないという方針を改めて強調した。
「ベトナムは、感染防止対策の面でベトナム人と海外旅行者を区別しないという理念に基づいて、観光旅行だけでなく、全ての国際交流をCOVID-19以前の状態に戻します。」とダム副首相は、3月15日の夜に文化・スポーツ・観光省と外務省が主催した観光業再開に関する会議で述べた。
ダム副首相は、観光業の再開は政府の指示から関係省庁の提案に至るまで一つのロードマップに従っていると述べた。感染状況、感染者の増加などは全て事前の計算に入っており、全ての人の安全を確保する計画があるとしている。
ダム副首相は、文化・スポーツ・観光省と保健省に対して今夜中にでも旅行者に対する具体的な規定を発行できるように全力を尽くすよう指示した。「まだ正式決定ではありませんが、海外旅行者に対する規定は、緩やかなものになるでしょう。空路で入国する場合、フライト前の検査を実施すれば、入国後の海外旅行者はベトナム人と同様に扱われます。陸路と海路で入国する場合は、他にも若干の条件が必要になるでしょう。」とダム副首相は述べた。
ビザについて、ベトナムはCOVID-19拡大前と同様にビザ免除政策を復活させ、13か国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、イギリス、ロシア、日本、韓国、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ベラルーシ)からの入国者のビザを免除する。副首相は、各国のベトナム大使館と企業の意見を参考に今後のビザ免除対象国拡大を検討するとしている。
「今こそ観光業が復活するときです。政府機関、民間企業から一般市民まで、全ての人が観光業復活に向けて共に協力しましょう。今後、感染が制御され、状況がさらに良くなることを期待しています。」とダム副首相は述べた。
多くの航空会社、旅行会社はベトナムが観光事業を再開させるというニュースに喜んだが、より具体的なメッセージを欲している。バンブーエアウェイズのグエン・マイン・クアン副社長は、どんな内容の規定であったとしても、ベトナムが海外旅行者の受け入れを再開したというメッセージを海外に発信するために、今日中に包括的なメッセージを送ることが重要だと指摘する。「全ての旅行業者が準備できていると思いますが、このようなメッセージは旅行者の獲得競争において、旅行関係企業にとって前向きなものになるでしょう。」とクアン副社長は強調した。
Sun World社のチャン・グエン営業部長は、旅行業界が迅速に回復するために、入国者に対する明確な医療規定をすぐに発行する必要があると指摘する。現在、5Kルールは適切ではなく、マスクの着用と医療申告のみが重要とされている。グエン営業部長は、さらにビザ免除期間を30日間とする方が望ましいとしている。
ベトナムは、ニューノーマル下において海外旅行を再開し、旅行者が陸路、海路、空路で入国することを認めた。入国規定は、保健省と文化・スポーツ・観光省からまもなく発行されるとみられている。
出典:15/03/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作