3月28日、カントー市警察は、トットノット区警察の刑事課リーダーであるホー・ディン・フィエン少佐の家に何者かが放火した事件の首謀者として、同市トットノット区在住のチャン・コン・スアン容疑者を逮捕したと発表した。
警察の発表によると、2020年9月末、何者かがフィエン少佐の自宅に10リットルのガソリンを持ち込んで放火した。カントー市警察はその後、犯人を追跡するために近隣のすべての防犯カメラを確認したが、犯行が夜間におこなわれたため、不鮮明な画像しか確認できなかった。
その後、事件の捜査が進められ2021年3月14日になって警察は、スアン容疑者の弟分であるホー・タン・ハイ容疑者(33歳)とグエン・クオック・タイ・グエン容疑者(21歳)をこの事件の実行犯として逮捕した。逮捕されたとき、この2人は別の傷害事件で服役中であった。
関係者の証言を総合した結果、警察は、放火事件の発端が2020年半ばに発生した傷害事件にあることを突き止めた。当時、スアン容疑者の弟分であったTという男が居酒屋で他人をビール瓶で刺して重傷を負わせるという事件が発生した。
事件後にスアン容疑者は、子分を従えて被害者の家を訪れ、謝罪と治療費の支払いに応じる代わりに被害届を取り下げるように要求した。しかし警察は、被害者が重傷を負っており、割れたビール瓶で被害者の顔を刺すという残忍な犯行からTの逮捕に踏み切った。
それ以来、スアン容疑者は、トットノット区警察の刑事課が自分の弟分の逮捕を強行したと考えるようになり、仕返しのためにフィエン少佐の家に放火するよう手下に命じた。
3月26日の夕方、カントー市警察はスアン容疑者を器物損壊の容疑で逮捕した。その後スアン容疑者の自宅を捜索し、事件に関連する多くの書類と多数の武器が押収されている。
出典:29/03/2021 ZING NEWS
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