ホーチミン市人民委員会は、飲食店のテイクアウト販売停止措置の期間、スーパーマーケットなどでの加工食品の販売を増やし、買い物代行ボランティアを組織するなどして、困難な状況の市民をサポートする考えだ。
これは7月9日にホーチミン市人民委員会のボー・バン・ホン副主席が、ホーチミン市に社会隔離措置に関する首相指示16号が適用されたことで、飲食のテイクアウトサービスが利用できずに困っている人々を救済する方法として、関連各局に送付した緊急文書に記載された内容だ。
それによると、ホーチミン市人民委員会は、商工局を通じてSaigon Co.op、Satra、Mega Market、Vinmart、Family Mart、AEON、Vissanなどの小売チェーンに対して、食品の衛生と安全を確保したうえで、オンライン販売システムまたは、直接販売の形式で、様々な加工食品の販売を強化するよう指示した。
町村区レベルの人民委員会は、社会隔離措置の状況下で自宅で料理が出来ずに困難な状況に陥っている世帯を把握する。その後、各地区の人民委員会は、市民に対してスーパーマーケットやコンビニでオンラインアプリを使って加工食品を購入する方法について、ガイドラインを説明する。
更に、自治体は市民に食品を届けるために買い物代行ボランティアを組織する。電話でボランティアに買いたい物を注文すると、ボランティアが商品を購入し、依頼者に直接手渡す。また、1人暮らしのお年寄り、病人、その他の支援を必要とする人に対して、無償で食料の提供も行う。
ホーチミン市人民委員会の首相指示16号実施ガイドラインによると、7月9日以降、不要不急のサービス、あらゆる形態のバイクタクシー、テイクアウトによる飲食物の販売、宝くじ販売などの活動が停止されることになった。市民は不要不急の外出を避け、正当な理由なく外出しているとみなされた市民は、自治体のパトロール隊によって行政処分が科される。
以前、ホーチミン市に首相指示15号および、人民委員会指示10号が発令されていた際は、飲食店は店内での飲食サービスの提供は禁じられていたが、テイクアウトは認められていた。新しい指示では、全ての飲食店でテイクアウトサービス(配達アプリを含む)が停止されることになった。これらのサービスは多くの市民に愛用されており、ホーチミン市がこれらのサービスの停止を指示した時には、一部の人々の間に、混乱や不安が広がっていた。
出典:09/07/2021 – VN EXPRESS
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