ホーチミン市1区タイバンルン通り（長さ約400m）を都市空間のモデルストリートとして約300億VNDかけて、改修する案が浮上している。
日本とベトナムの都市計画の専門家や関係各機関との議論を受けて、ホーチミン市交通運輸局はタイバンルン通りの交通と空間を改善するためのパイロット案をホーチミン市人民委員会に提出した。この改修案は、ホーチミン市の都市交通、文化を象徴するモデルストリートを構築することを目的としている。
パイロット案によれば、現在の車道の幅を約5mに狭め、両側の歩道スペースをそれぞれ平均5m確保する。歩道と車道はどちらも花崗岩で舗装される。道路には、車から乗り降りできるスペースや、標識、電光掲示板などが設置され、景観と調和するように街灯と街路樹も新たに整備される。さらに、タイバンルン通り沿いの商店なども道路の景観やイメージに合わせて再配置される。
ホーチミン市交通運輸局は、平日のタイバンルン通りの交通ルールは現状維持の方向で検討している。ただし、土曜日と日曜日については、19時から23時までグエンフエ通りと同じような歩行者天国にすることが予定されている。
交通運輸局によれば、総投資額のうち240億VNDが車道と歩道の改修工事と公共工事に使用される。その他にウェルカムゲート、ゴミ箱、街路樹、街灯などの設置に約56億VNDが見込まれている。予定では、このプロジェクトは来年の4月30日前に完成するとされている。
リートゥチョン通りからグエンシュー通りまでを繋ぐタイバンルン通りには、現在、外国人観光客向けに多くのホテル、飲食店が立ち並んでいる。一方で、商店による路上の占拠や不法駐車などが横行しているのも事実だ。
出典：2024/05/08 VNEXPRESS提供
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