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【社会】ホーチミン市、検問所の軍隊配備が開始

(C)VNEXPRESS

8月23日0時から軍隊がホーチミン市内312ポイントの検問所に展開され、車両のチェックと社会隔離措置の強化に乗り出した。

8月23日の0時ジャストにタイニン省から派遣された第5歩兵師団の500人以上の兵士がホーチミン市12区内の30か所の検問所で任務を開始した。各検問所ごとに、警察と軍隊併せて10名弱が配置され、感染拡大防止対策として人と車両の通行チェックが行われた。

12区のチューンダイ橋の検問所では、2車線が封鎖され、車両1台分の通過空間のみ確保された。交通量は殆どなく、稀に必需品を運ぶトラックが通り過ぎるだけだ。牛乳と野菜をビンタイン区からホックモン県へ運ぶトラックを運転していたチューンさん(40歳)は、隔離措置が強化された初日に検問所のチェックを受けた。

警察官と2人の兵士が通行許可証と身分証明書を5分間かけてチェックしてから、このトラックの通過を許可した。「検問所に軍服を着た兵士がいて、より一層厳粛に感じました。これで、市民の意識もさらに高まると思いますよ」とチューンさんは話してくれた。

今回の任務に就く前に。全ての兵士が1回目のワクチン接種を終えており、3日に一度COVID-19の検査を受けている。「通常の任務に比べて検問所での任務は慣れていないので最初は難しい部分があります。でもそのうち慣れてホーチミン市のCOVID-19との戦いに貢献できると思います。」と検問所の最初のシフトに入ったレ・クアン・ドゥック中尉は話してくれた。

各検問所での活動に加え、陸軍部隊は、12区内の各街区で33か所の見回り部隊と10チームのパトロール部隊にも参加して、市民の社会隔離措置を厳しく管理する。

11区の検問所から5㎞離れたゴーバップ区では第77旅団から派遣された数百人の兵士が区内の16街区を支援するために集合していた。専用の制服とヘルメットを装着した兵士たちは、検問所で24時間体制で任務にあたり、”その場にとどまる”という方針を徹底させる。この地域の道路も交通量が極端に減っており、人影は見られなかった。

ホーチミン市12区人民委員会のグエン・バン・ドゥック主席は、軍部の兵士は、検問所の警備を強化することに加えて、各世帯への食料品の配布、地域の貧困世帯リストに基づいて生活必需品の支援などの任務もおこなうと説明した。

軍医や看護師が常駐する移動式医療ステーションは、ホットラインを通じて患者の医療支援をおこなう。「労働者や市民など全ての困難な状況に陥っている人々をサポートします。」とドゥック主席は話す。

上記の2つの区に加えて、ホーチミン市内の21の区と県および、トゥードゥック市では、第7軍管区から派遣された300以上の部隊が展開し、感染防止対策を厳格に実施し、社会保障パッケージを輸送し、各家庭に食料品と衣料品を配布する。

国防省では、第7軍管区と第4軍団から3万5千人の民兵と数千人の主力部隊を動員し、感染防止対策にあたらせる予定だ。同時に、北部の軍医と看護師2000人以上と30台の軍用救急車両がホーチミン市に派遣され、COVID-19の検査と患者の治療に参加する。

ホーチミン市は、8月22日までの累計感染者数が17万6000人を超えたことを受け、8月23日から9月6日までの2週間、徹底的な社会隔離措置を実施することを決めた。市民は外出制限が求められ、直接買い物をすることが出来ない。地方自治体と軍隊が週に1回の頻度で市民に代わって買い物をする。困難な状況に陥っている市民については、無料で社会保障パッケージが配布され、全ての市民を救済する。

出典:23/08/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作