ワールドカップ2026を利用したオンライン賭博組織を摘発
ベトナム中部ザライ省警察は7月6日、インターネットを通じてワールドカップ2026を対象としたスポーツ賭博を運営していた組織を摘発し、16人を起訴したと発表した。
捜査当局によると、この組織の総取引額は1000億VND(約6億円)を超えると推定されている。
19か所を一斉捜索
警察は内偵捜査を通じて、複数の賭博サイトのアカウントを利用し、組織的に賭博を運営しているグループの存在を把握した。
6月27日午前5時30分、ザライ省警察は19の捜査班を編成し、省内各地の計19か所を緊急捜索した。
捜索はクイニョンナム区、ホアイニョンバック区、タムクアン区、タイソン村、ビンズン村、フーミー村、フーミーナム村などで実施された。
現場では関係者が警察の突然の立ち入りに驚く様子も見られ、警察は関係者を事情聴取のため召喚し、組織内での役割について調べている。
仮想ポイントを現金化する手口
捜査当局は18台の携帯電話、ノートパソコン2台のほか、賭博運営に関連する資料を押収した。
初期捜査によると、容疑者らはワールドカップ2026への関心の高まりを利用して参加者を集めていた。
組織は利用者ごとにアカウントを割り当て、仮想ポイントによる信用枠を設定。利用者はそのポイントを賭博に使用し、最終的に現金で精算する仕組みだったという。
警察は、オンライン上で閉鎖的な運営形態を取ることで身元を隠しながら参加者を拡大し、多額の資金を動かしていたとみている。
オンライン賭博への警戒呼び掛け
ザライ省警察は、スポーツ賭博が近年インターネット空間へ急速に移行しており、その手口も巧妙化していると警告している。
当局は、スマートフォン1台で違法賭博サイトへ簡単にアクセスできる環境が整っていることから、経済的損失だけでなく、家庭問題や社会秩序への悪影響を招く恐れがあると指摘した。
警察は市民に対し、賭博サイトへの登録や利用を避けるとともに、違法賭博の宣伝やリンク共有を行わず、不審な活動を発見した場合は速やかに当局へ通報するよう呼び掛けている。



















