ホーチミン市交通運輸局は、観光促進を目的として市内中心部からティエンザン省とベンチェ省までの100㎞以上を結ぶ高速船を毎日6時から18時まで運行する計画を検討している。
ホーチミン市交通運輸局では、この計画を実現に向けて進めるため、計画の内容についてホーチミン市観光局とティエンザン省とベンチェ省の関係部局へ送付した。
交通運輸局の計画では、ホーチミン市からティエンザン省までのルートが約110㎞、ベンチェ省までのルートが約120㎞とされている。出発地点は1区のバクダン埠頭または、サイゴン港が予定されており、その後サイゴン川からニャーベー、ソアイラップ、ヴァムコー、チョガオ運河、ティエン川を経由して、ティエンザン省とベンチェ省の港へ到着する。
高速船は75~151人乗りの予定で、ホーチミン市からティエンザン省またはベンチェ省に直行し、途中での乗客の乗り降りは行わない。チケット価格は運営会社との交渉によって決定される。
このプロジェクトは、関係機関による調査が実施され合意に達すれば、今年の第3四半期以降に運行が開始される予定だ。運行当初は6時から18時までの運行とし、その後は顧客の需要に応じて調整される。
上記の2つのルートに加えて、交通運輸局はホーチミン市とコンダオ島を結ぶ高速船の運行についても関係機関と調整をおこなっている。これらの水上輸送ルートの開拓は、市民の移動や旅行ニーズに対応しており、陸上交通の渋滞緩和にも貢献すると期待されている。
現在、ホーチミン市では、市内中心部からカンゾーとブンタウを結ぶルートの高速船が運行されている。
出典:13/06/2022 VNEXPRESS
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