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【新型コロナ 】ワクチンパスポートによる隔離期間短縮案を検討

(C)VNEXPRESS

ベトナム政府内では、ワクチンパスポートを所持する海外からの入国者に対して、既にワクチンを接種しており、PCR検査の陰性証明があれば隔離期間を短縮するという案が検討されている。

6月2日に開催された会議において、COVID-19感染管理指導委員会は、ワクチン接種済みの入国者に対する新たな検査プロセスを早急に公表するように保健省に対して要請した。保健省では、COVID-19のワクチンを接種済みの海外からの入国者に対しては、隔離期間を1週間に短縮する案を検討している。

ベトナム科学技術省は、スクリーニング検査のための大規模なサンプル採取は、現状ではコストがかかりすぎて難しいとして、技術研究グループに対して、早急に新たな検査方法、設備を考案するよう要求している。

今回の会議で、専門家は、政府と管理委員会はCOVID-19感染拡当初から、国内でのワクチンの研究・開発という方針を示しており、同時に2020年5月からは、ワクチンの購入計画も進めてきたと述べた。保健省によれば、ベトナム政府は、2021年末までに全国民の70%にあたる1億5000万回分のワクチンを確保したい考えだ。

しかし、専門家は、ワクチンの確保スケジュールを可能な限り前倒しして、2021年10月までにはワクチン購入を完了させるべきだと指摘する。保健省はワクチンを輸入するための必要条件を整備し、もし、保健省では解決できない問題が発生した場合は、すぐに政府へ報告する必要がある。また、保健省は、ワクチンメーカーの予定にも左右されることではあるが、遅くとも2021年末又は、2022年初めまでにワクチンの供給源を確保するスケジュールを作成し現在のような、ワクチン不足状態を解消する必要がある。

以前、ベトナム政府は、海外からの入国者および、感染者の濃厚接触者に対して、14日間の隔離を義務付けていた。隔離期間中には3回のPCR検査を実施し、3回とも陰性が証明された場合、集中隔離期間は終了するが、その後も14日間は自宅または、宿泊施設で医療観察をおこなう必要があった。しかし、5月5日に保健省は、入国者と濃厚接触者の隔離期間を21日間に延長することを決めた。この場合も隔離期間中に3回のPCR検査を受け、3回とも陰性が証明された場合、隔離期間は終了するが、その後の7日間は、自宅での医療観察が必要とされている。

5 月中旬、保健省の予防医学局は、ワクチンパスポートを保有している入国者に対しては、隔離期間を7日間に短縮し、隔離期間中2回のPCR検査で陰性の場合は隔離を終了し、更に7日間の自宅での医療観察期間とする案を管理委員会に提出した。具体的には、ワクチンパスポートを保有している入国者は、入国初日にPCR検査を受け、隔離後6日目に2回目の検査を受ける。3回目の検査は、自宅での医療観察期間の最終日に実施する。もし、3回目の検査で陰性であれば、対象者の隔離が終了となる。

この提案を受けてブー・ドゥック・ダム副首相は、保健省に対して『安全な入国者』に対する7日間の隔離措置に関するガイドラインを作成して公表するよう指示していた。

出典:03/06/2021 VNEXPRESS
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