6月16日の夜、日本から無償提供された966,320回分のCOVID-19ワクチンがハノイのノイバイ空港に到着した。今回提供されたワクチンは全て、感染が拡大しているホーチミン市で、優先接種対象者向けの大規模接種に使用される予定だ。
今回提供されたアストラゼネカ製のCOVID-19ワクチンは、筋肉注射で接種される。1回の使用量は0.5mlで1本のバイアルに10回分のワクチンが入っている。
今回のワクチンは、6月16日午後6時45分に成田空港からNH897便で輸送され、現地時間の午後10時近くにハノイのノイバイ空港に到着した。今回の輸送に使用されたコンテナは、アメリカ製で日本からベトナムまでの輸送中、コンテナ内の温度を2℃から8℃の間で調整することができる。
ベトナム保健省のグエン・タン・ロン大臣は、ワクチンを受け取るために空港まで出向き、「ベトナムは日本からワクチンの無償提供支援を受けた東南アジアで最初の国です」と述べた。
ロン大臣はさらに、「ベトナムは、このワクチンを最も効果的かつ迅速に使用すると約束します。このワクチンは、明日ホーチミン市に運ばれ、感染防止対策のニーズに応じて、市民や労働者に接種される予定です」と話した。
駐ベトナム日本国特命全権大使の山田滝雄氏は、「日本政府は、国際社会および、ベトナム政府と協力してCOVID-19の世界的なパンデミックを克服したいと考えています」とベトナムとの協力関係を強調した。山田大使は昨夜のワクチン授与式で「ベトナム頑張れ!コロナを倒せ!」とエールを送っている。
日本政府からの支援によるワクチン提供により、ベトナムは400万回分のCOVID-19ワクチンを確保したことになる。6月17日の時点で、ベトナム国内の累計ワクチン接種回数は177万3297回となり、その内2回目の接種が終わった人は7万2325人となっている。
出典:17/06/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作