4月19日までに、ホーチミン市の医療施設と集中隔離施設で働くスタッフ9155人が少なくとも1回のアストラゼネカ製ワクチン接種を完了した。
ホーチミン市保健局によると、アストラゼネカ製ワクチンの第1ラウンドの接種キャンペーンが4月19日に完了した。最終日には、ホーチミン市内の71の医療施設と隔離施設スタッフがワクチン接種を受けた。
また昨日から、ホーチミン市では第2回目のワクチン接種キャンペーンが開始され、市内1区の病院でワクチン接種がスタートした。先週、ホーチミン市はパスツール研究所を通じて保健省からアストラゼネカ製のワクチン5万6250回分を受け取り、これまでに9155人の医療関係者がワクチンを接種した。ホーチミン市CDCによるとワクチン接種後の副反応については、全て経過観察が行われており、今のところ大きな問題は発生していない。
ベトナム保健省の計画によると、ホーチミン市の第2回目のワクチン接種キャンペーンは5月15日に完了する予定だ。
今回のワクチン接種では、前回のワクチン接種で1回目の接種を受けた医療関係者、まだワクチン接種を受けていない医療関係者、タンソンニャット国際空港で海外から入国する乗客と荷物に接する業務に従事しているスタッフが対象となる。これらのワクチン接種対象者は、感染リスクが高くて必要不可欠な場所で働く人々で、市中感染の拡大を防止するために最大限の安全性を確保する必要があるとみなされている。
最近になってもホーチミン市は、海外からの入国者の陽性事例を継続的に確認している。これまでにホーチミン市では累計246人の陽性が確認され、その内221人が退院済みで、25人が治療中となっている。また、2597人が集中隔離施設に隔離されている。
全国ワクチン接種拡大プロジェクトによると、国内の22の省で既にワクチン接種が実施されており、8万人以上が少なくとも1回のワクチン接種を受けている。2回目の接種を完了した人に限った場合、クアンニン省で401人、バクニン省で936人、カオバン省で107人、トゥアティエン・フエ省で434人、フーイエン省で966人、ホーチミン市で91人、カントー市で55人の合計2990人が接種を完了している。
ベトナムでのワクチン接種キャンペーンでは1回目も2回目もベトナムへの条件付き輸入が最初に承認されたCovid-19ワクチンであるアストラゼネカ製ワクチンが使用された。このワクチンは、オックスフォード大学との共同研究によって、アストラゼネカ社が開発したワクチンだ。
出典:20/04/2021 VNEXPRESS
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