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マーケッターの 独り言Vol.13
ベトナムの若者・最新事情
グループでワイワイ、仲間と楽しむのが好き

 インテージベトナムの最新自主調査2019年6月(ホーチミン市・ハノイ15歳~29歳:計188サンプル)にて、ベトナム人10~20代のライフスタイルについて調査を実施した。

 ファッションにおいて若い女性は、必要最低限の服を揃える「ミニマリストスタイル」を求める人が多くなっており、79%とトップ。次いで、従来から人気の「コリアスタイル」が44%となった。現在の女性向けインフルエンサーの代名詞であるchaubuiさん(現在のフォロワー100万人以上:インスタグラムで「chaubui」)ではなく、今後は、doanjuliaさん(現在のフォロワー数十万人:インスタグラムで「doanjulia」)のようなミニマリストスタイルが注目される可能性がある。カラフルな物質主義からモノトーンの白黒が流行る可能性の兆しか?

 旅行においては、「ホームステイ&Airbnb」が60%とトップ。次いで、「モーターサイクルでのツーリング」が40%と続く。若年層にとって均一的なホテルのサービスではつまらなく、ホームステイで色々な人とコミュニケーションを楽しみたい深層心理が見て取れる。また、グループでツーリングをして様々な景色を観ながら、写真も撮って楽しむアクティビティさも特徴だ。

 ショッピングの「場所」においては、「コンビニエンスストア」が74%とトップ。次いで、MINISOなどの「低価格バラエティショップ」が43%であった。若者が外でぶらぶらしながら楽しむ、一番気軽に活用できる「場所」となっているようだ。

 結論として、若者トレンドのキーワードは「皆でワイワイ、コミュニケーションできるサービス」か?

根岸正実 Masami Negishi
INTAGE VN Managing Director。INTAGE Japanで海外調査担当後、INTAGE INDIAの支援に従事。その後INTAGE VNへ赴任して2015年11月から現職。講演や学会論文多数。MBA取得。レポートの詳細はWebサービスのSlideShareで「VIEVIEW」と検索。