2023年第1四半期のホーチミン市への海外からの送金額は、昨年同期から大幅に増加して21億USD以上となった。
ベトナム国家銀行ホーチミン市支店のデータによれば、2023年第1四半期の海外からホーチミン市への送金額は、前年同期と比べて19%以上増加した。
ベトナム国家銀行ホーチミン市支店のグエン・ドゥック・レン副支店長は、ホーチミン市への海外からの送金の増加は主に経済成長が維持されているアジアに住むベトナム人からのものだと述べた。
アジアからの送金額はホーチミン市に送金された金額全体の43%を占めており、前年同期と比べて84%も増加している。一方でアメリカ、アフリカ、オセアニアなど他の地域からの送金額は、インフレ率の上昇と景気低迷の影響によって減少している。
レン副支店長によれば、海外からの送金は、他の経済資本と同様にベトナムの製造業、サービス業、貿易などを促進し、経済成長に貢献している。
海外に住むベトナム人がホーチミン市に送金する額は、ここ数年のあいだ毎年7~10%ずつ増加しているが、マクロ経済状況、海外在住労働者の状況、海外送金サービスなどによって左右される。
2021年と2022年には、新型コロナとロシアとウクライナによる紛争などの地政学的な影響により、ホーチミン市への海外からの送金額は減少した。それでも、海外送金額は国家予算の約48%を占めており、ホーチミン市でも33%を占めている。
2022年のホーチミン市への回外からの送金額は、世界的な景気低迷の影響を受けて、2021年から6.7%減の660億USDとなっていた。
出典：23/04/2022 VNEXPRESS
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