世界的大手の宝飾品ブランドであるパンドラは、ビンズン省に1億5000万USDをかけて工場を建設し、2026年からの稼働を予定している。
ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP3)内に建設される工場は、敷地面積が約7.5ヘクタールある。これは同社にとって世界で4番目のジュエリー製造工場であり、タイ以外では初めての工場となる。
この工場では約7000人の職人の雇用を創出し、年間6000万個のジュエリーを製造することが予定されており、同社の製造能力を約50%増加させる見込みだ。同社では、2025年上半期から採用活動を開始し、2026年に操業を開始する予定としている。
パンドラのCEOであるアレクサンダー・ラシク氏は、世界27ヶ国の候補地を検討した結果、最終的にベトナムに第4工場を建設することを決めたと述べた。
ビンズン省に建設される工場は100%再生可能エネルギーで運営され、国際的なグリーンビルディング認証であるLEED Gold基準に従って建設される。工場では、最先端の製造技術が導入され、様々デジタルソリューションによって最適化が図られている。
また、ベトナムの工場で使用される原材料は、全てイギリスのRJC認証に準拠して世界中の供給源から採取されたリサイクルのゴールドとシルバーが使用される。
パンドラの工場は、VSIP3で”同郷”のレゴの10億USDのグリーンビルディングの隣に建設される。「ベトナムは良好なビジネス環境と2050年までのカーボンニュートラル目標によって、デンマークの投資家にとってますます重要な市場となっています」とデンマークのヤコブ・イエンセン食糧・農業・水産大臣は述べている。
デンマークのコペンハーゲンに本社を置くパンドラは、世界中で3万3000人の従業員を擁し、タイの3か所の工場で主にリサイクルされたゴールドとシルバーを使用してジュエリーを製造している。2023年に同社は100ヶ国以上の6700ヶ所の販売拠点を通じて1億700万個のジュエリーを販売し、38億ユーロを売上げている。
出典:2024/05/16 VNEXPRESS提供
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