空飛ぶタクシー(電動垂直離着陸機)は、ユニークかつ画期的で、観光の新たな目玉になるとしてビンディン省は、交通運輸局に試験導入を提案した。
10月29日にビンディン省人民委員会は、交通運輸省に対して同省内での空飛ぶタクシー試験プロジェクトを検討し、首相へ提案することを要請した。
空飛ぶタクシーeVTOL(electric vertical take – off and landing)は、電動式の垂直離着陸機で4~5人が乗車できる。ビンディン省人民委員会は、これは観光客にとって理想的な移動手段であり、上空から美しい自然の風景を楽しむことが出来ると主張している。
ビンディン省幹部もこの交通手段をクリーンで独創的であり、移動が簡単なうえに、車や船のように有害物質を排出しないと評価している。これらのメリットは、ビンディン省の観光開発ニーズと持続可能な発展目標と一致している。
上記の分析により、ビンディン省人民委員会は、これを正式導入するための試験計画を立案し、法的整備を進め、試験運転ロードマップを作成する必要があると考えている。
eVTOLのコンセプトは、2009年にアメリカ航空宇宙局(NASA)のPuffinモデルのビデオが登場した時に急速に広まった。ここ数年、中国、アメリカ、ドイツ、イギリス、シンガポール、韓国など多くの国がこのタイプの輸送手段について研究開発を進めている。
今年6月にエコノミスト誌が、中国が空飛ぶタクシーの開発で一歩リードしていると報じた。2023年末に中国民間航空局はイーハン社の空飛ぶタクシーEH216-Sを認可した。7月にはイーハン社は10台の空飛ぶタクシーを旅行会社に納入した。この会社は、香港、マカオ及び、中国各都市のパートナーと協力して、空飛ぶタクシーの普及に努めている。
出典:2024/10/30 VNEXPRESS提供
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