近年、ベトナムでも出会い系アプリを通じて恋人を探すことが一般的になりつつあります。中でもTinderは特に高い人気を誇り、BumbleやBadooなどのアプリも多くのダウンロード数を記録しています。これらのアプリは、都市部を中心に若い世代に広く浸透しています。
当社が2024年11月に18~39歳の男女300人を対象に実施した調査によると、38%の人が出会い系アプリの利用に対して好意的な意見を持っており、その割合は否定的な意見(6%)を大きく上回りました。
特に20代の若者(43%)や男性(46%)において好意的な意見が多く見られる傾向がある一方で、年配者や女性(31%)は低く、安全・安心面での懸念が強いようです。
アプリの利用が支持される理由として、73%の回答者が「新たな出会いを効率的に求められるから」と答えています。また、「面白そうだから」(61%)や「普段会えない相手に会えそうだから」(54%)といった意見も多く、新しい人々との出会いを簡単に実現できる点が魅力とされています。
ベトナムでは個人情報のやりとりに対する考え方が比較的寛容であることも背景にあります。例えば、FacebookやZaloなどを利用して新たな友達とつながることが一般的で、デジタルネイティブな若者が多いことから、アプリを活用した出会いにも抵抗感が少ないと言えるでしょう。
出会い系アプリはカジュアルな出会いの場としてソーシャルメディアを補うような役割を果たしており、引き続き高い人気を誇るのではないかと考えられます。