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【事故】農業用ドローンが道路に降下 通行人の顔面直撃

農業用ドローンのプロペラで裂傷被害を受けた患者
(C)THANH NIEN

無人機が突然降下、男性の顔面を直撃

6月13日午後2時ごろ、ベトナム南部のカマウ省ウーミン県カインホイ村において、農業用の無人航空機(ドローン)が道路上に不時着し、通行中の男性の顔面を直撃する事故が発生した。被害者はカインホイ村在住のT.V.H氏(49歳)で、顔面に複数の裂傷を負い、重傷を負った。

事故当時、H氏はバイクで農道を走行中で、突然目前にドローンが降下してきた。回転中のプロペラが顔面を切りつけ、即座に意識を失ったという。

「機体が自分の数メートル上空を飛行していたのを見ましたが、こっちが通り過ぎるまで待ってから降りてくるだろうと思ってました。それが、いきなり目の前に降下してきたんです。驚いてブレーキをかけましたが間に合わず、プロペラが顔を直撃しました」と、H氏は入院先の病院で語った。

所有者・操縦者は地域住民 安全対策に不備か

ドローンを操作していたのは、地域の農家の委託で作業を行っていた若者とされ、機体の所有者はカマウ省チャンバンソイ県カインビンタイバック村在住のD氏であることが明らかになっている。事故時、ドローンは水田への肥料散布作業中だったという。

医師「顔面の骨折と視力への影響も懸念」

カマウ省総合病院の歯科・口腔外科医師によれば、H氏は鼻骨・顎骨の骨折、右目の損傷などを負い、複数箇所の裂傷を縫合したとのこと。「現在の容体は安定しているが、視力や顔面機能の回復はまだ不透明である」と述べている。

農業現場で進むドローン活用と安全教育の遅れ

現在、カマウ省の各農業地域では、農業用ドローンによる作業の外注が広がっているが、多くの場合、操縦者に対する正式な訓練や安全飛行に関する教育が行われていないのが実情である。

事故を受け、カインホイ村人民委員会は現場確認と報告書の作成を実施。現在、被害者家族と操縦者の間で民事的な示談交渉が進められている。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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