～「薬と引き換えに宝くじ」から生まれた心温まるエピソード～
タイニン省で発生した幸運の物語
ベトナム・タイニン省にある漢方薬店の店主が、南部ロト宝くじで160億ドン（約9,000万円）に当たった。驚くべきことに、当選のきっかけは「漢方薬と宝くじを交換」したことによるものであり、彼は宝くじを販売した夫婦に対し、「家を建てて贈る」と約束したという。
宝くじ代理店が語る実話
この感動的な出来事は、6月23日に宝くじ代理店「フン・トゥー」（タイニン省ホアタイン市）の代表者であるハー・トー・フーン・ラン氏が語った内容によるものである。
それによると、6月22日に抽選されたダラット宝くじ（当選番号：657106）で、8枚の一等くじと4枚の二等くじが当たった。この宝くじを引き換えに来たのは、地元の50代の男性であった。
「薬代370,000ドンで宝くじ8枚」奇跡のような交換
当選者はタイニン省で漢方薬店を経営している人物であり、当選くじはすべて彼が受け取ったものだった。ただし、販売したのは別の人物——宝くじを路上で売る夫婦であり、代理店ラン氏の古くからの取引先であるという。
「そのご夫婦は生活が大変で、奥さんは病気を抱えながら毎週この漢方薬店に薬を買いに来ていたそうです。その際、ついでに宝くじも販売していたのです。薬の代金が370,000ドンだった時、店主はその代金分すべてを宝くじに充てたそうです。結果として、それが8枚の一等くじと複数の当たりくじだったのです」とラン氏は語った。
「2000万ドン以上の家を建てて贈る」との申し出も
ラン氏によると、当選した漢方薬店の店主は、宝くじを販売してくれた夫婦に対して、「2億ドン（約120万円）以上の家を建てて贈る」と約束しているという。また、残った当選金の一部を使って、子どものために家を購入し、さらに慈善活動にも充てる予定だとしている。
SNSで話題沸騰、温かな祝福の声
当選くじや引き換えの様子を収めた写真、代理店のラン氏と現金の束を写した画像などがSNS上で広まり、数千件の「いいね」やコメントが寄せられている。
ネットユーザーからは「私も幸運を分けてほしい」「心温まる話だ」「売った人に家を贈るなんて素敵すぎる」といった声が続々と寄せられている。
なお、今週はタイニン省で高額当選が相次いでおり、宝くじ販売業者や代理店にとっても売り上げが好調となる嬉しい週となった。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN
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