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【気象】台風13号「カルマエギ」ベトナムの中部地方に上陸 次の台風「フォンウォン」も発生

台風カルマエギの進路予想(11月6日)
(C)THANH NIEN

新たな台風14号も南シナ海に接近の恐れ

11月6日夕方に台風13号「カルマエギ(Kalmaegi)」がベトナムの中部地方に上陸する見込みだ。ベトナム国家気象予報センター(NCHMF)によると、同台風は非常に強い勢力を保ったまま上陸する見込みで、暴風や突風、雷雨に警戒が必要である。
一方、フィリピン東方の熱帯低気圧は新たに台風「フォンウォン(Fung-wong)」へ発達し、来週南シナ海に進む可能性があるという。

最大風速は時速166km 海上は10メートル級の高波

11月6日午前5時の時点で、台風カルマエギの中心は北緯13.2度、東経112.5度付近、ビンディン省のクイニョン市から東南東約360kmの海上に位置していた。中心付近の最大風速はレベル14(時速150~166km)、瞬間最大風速はレベル17(時速200km超)に達する。
午後4時には依然として非常に強い勢力を維持したまま、中心がクイニョン市の東約120kmまで接近するとみられている。

中部の南シナ海一帯では風速レベル12~14、波高8~10メートルに達しており、「猛烈な波浪」が発生している。クアンチ省からカインホア省にかけての沿岸部でも風が急激に強まり、波高6メートルを超える高波が観測されている。

沿岸部では高潮・浸水被害の恐れ

フエ市からダクラク省にかけての沿岸では、0.4〜0.8メートルの高潮が予想されている。6日夕方以降、海面上昇と高波により、低地での浸水、堤防の越波、道路の冠水、海岸侵食などが発生するおそれがある。
この地域の船舶や養殖施設は、強風・高波・落雷などの影響を強く受ける見込みである。

内陸部でも強風・豪雨 局地的に600mm超の大雨

本日午後以降、ダナン市南部からダクラク省にかけての地域では、風速レベル10〜12(瞬間最大風速レベル14〜15)に達する見込みである。クアンガイ省からザライ省にかけては、暴風域が通過する可能性が高い。

6日から7日にかけて、ダナン市からダクラク省にかけて200〜400mm、局地的には600mmの豪雨が予想されている。また、フエ市、カインホア省、ラムドン省でも150〜300mmの大雨となる見込みである。
8日以降、雨は次第に弱まる見通しだが、北部のクアンチ省からタインホア省にかけても7~8日に最大200mmの降雨が見込まれている。

次の台風「フォンウォン」にも警戒を

日本の気象庁によると、フィリピン東方で発生した台風「フォンウォン(Fung-wong)」は、カルマエギと同程度の強さを持つとされている。フィリピン北部に上陸後、来週には北部南シナ海に進入するおそれがあり、今後の進路に注意が必要である。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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