子どもたちが日々YouTubeやSNSで視聴している実態に、大人が驚く場面が続いている。無害そうなキャラクターの姿をしていても、有害な内容が巧妙に紛れ込んでいるケースもあり、子どもが容易に接触してしまうことが危険視されている。
可愛いアニメに紛れた「不適切動画」
ホーチミン市警察・刑事警察部特別任務班のフイン・ドー・タン・ティン大尉は12月11日、同僚とともにネット上の監視を行い、子どもたちが日常的に視聴しているYouTubeの動画履歴を確認したと述べた。
最初は可愛いキャラクターで、カラフルで楽しげな動画に見えたという。しかし、再生の中盤以降に差し掛かったところで、敏感な行動や基準を逸脱した描写が挿入されていることを発見し、思わず「鳥肌が立った」 と同大尉は語った。
「無害なキャラクターの皮」をかぶった有害コンテンツ
ティン大尉は、最近相次ぐ子どもに関する事件を受け、より警戒を強めていると説明する。
有害な動画が無害なキャラクターに偽装されていることで、大人の目をすり抜け、子どもが容易にアクセスしてしまう 点が特に深刻だという。
警察が保護者に呼びかけ:履歴確認とフィルタリングを
ティン大尉は保護者に対し、次の対策を取るよう強く推奨している。
- 子どもの動画視聴履歴を定期的に確認する
- 不審なチャンネルをブロック、フィルタリング、削除する
- YouTube Kids や制限モード、安全リストの設定を活用する
- 子どもを長時間スマートフォンで「放置視聴」させない
さらに、子どもの心理や行動に異変があったり、性被害や有害動画への接触が疑われる場合は、すぐに児童保護ホットライン「111」に通報するよう呼びかけている。
111は24時間無料で対応している。
ホーチミン市警察・刑事警察部は、インターネット上の有害コンテンツが子どもの視聴する動画に日常的に入り込んでいるとして、保護者の警戒を強く促した。
「子どもの最初の“盾”となり、安全なオンライン環境を共に守ってほしい」と締めくくっている。
本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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