【政治】国家主席府が2025年業務総括　戦略参謀機能の質向上を重視

12月18日午後、国家主席府は、2025年の業務総括および2026年の任務展開に関する会議を開催した。会議にはルオン・クオン国家主席が出席し、指導演説を行った。

会議にはこのほか、ボー・ティ・アイン・スアン国家副主席、中央の各党委員会・省庁・機関の代表者、ならびに国家主席府の全幹部、公務員、職員が出席した。

2025年の成果を評価、困難克服と業務遂行を表彰

指導演説でルオン・クオン国家主席は、過去1年間、国家主席府が多くの困難を克服し、関係機関と連携しながら、常時業務および突発業務という膨大な業務量を処理し、国家主席および国家副主席の職務遂行を支えたと評価した。

ルオン・クオン国家主席は、党・国家指導部を代表し、2025年に国家主席府の指導部、幹部、公務員、職員が達成した成果を認め、これを称賛するとともに、優れた成績を収め、会議で表彰・称号を授与された団体および個人に祝意を表した。

2026年は要求が一段と高度化

ルオン・クオン国家主席は、2026年に向けて業務量が増加し、対象分野も拡大する中で、求められる水準はより高く、より包括的になると指摘した。
その上で、国家主席府の指導部および全職員に対し、党の主張・路線、国家の政策・法律を的確に把握すること、特に国家主席および国家副主席の職責と直接関わる内容について深く理解するよう求めた。

関係機関との連携強化を要請

また、国家主席府と、中央の各党委員会・省庁・地方政府との関係強化に加え、書記長府、党中央事務局、国会事務局、政府事務局、国防省、公安省、司法省、裁判所、検察機関など、任務遂行に直接関係する機関との連携を一層強化する必要性を強調した。

戦略参謀機能と専門分野の質向上を重視

ルオン・クオン国家主席は、国家主席府に対し、研究能力および戦略的参謀機能の質の向上に引き続き重点を置くよう要請した。
特に、司法、国防、安全保障、対外関係、儀典業務、後方支援など、各分野における総合参謀・専門参謀機能の強化が求められるとした。

働き方改革とデジタル化を推進

さらに、ルオン・クオン国家主席は、業務手法の抜本的刷新、行政規律の強化、情報技術の活用とデジタル転換の推進を指示した。
内部プロセスについては、「誰が」「何を」「いつまでに」行うのかを明確化し、責任と進捗を明確にすることで、連携効率を高める必要があるとした。

同時に、政治的資質、倫理観、高度な専門性を備えた人材の育成に力を入れ、総合参謀能力、文書編集能力、政策研究能力、国家外交に関する研修・育成を強化するよう求めた。

党組織の強化と職員の生活支援

ルオン・クオン国家主席はまた、国家主席府に対し、党組織を引き続き強固なものとし、実効性と効率性の高い運営を確保することを要請した。
併せて、幹部、公務員、職員の物質的・精神的生活の向上と成長への配慮を続けるよう求めた。

国家主席府に労働勲章三等を授与

この機会に、ルオン・クオン国家主席は、政治体制の組織機構を精簡化し、効率的・効果的に運営することを目的とした2017年10月25日付決議第18-NQ/TWの実施において、顕著な突発的功績を挙げたとして、国家主席府に労働勲章三等を授与した。

また、ボー・ティ・アイン・スアン国家副主席は、2025年の特赦業務において優れた功績を挙げたとして、法制局長のグエン・ビエット・ドゥック氏に首相表彰を授与した。同氏の功績は、社会主義建設および祖国防衛事業への貢献として評価された。