ベトナム南部のホーチミン市は、都市鉄道2号線(ベンタイン―トゥーティエム区間)を4月20日までに着工する方針を明らかにした。あわせて、トゥーティエム―ロンタイン空港間の鉄道計画についても実現可能性調査を加速する。
同方針は、ホーチミン市人民委員会のブイ・スアン・クーン副主席が関連機関との協議後に示したものである。
地域連結の「戦略的ハブ」に
ホーチミン市当局によれば、メトロ2号線ベンタイン―トゥーティエム区間およびトゥーティエム―ロンタイン空港鉄道は、近代的かつ統合的な都市鉄道ネットワーク構築の中核を担う重要案件である。
特に、ロンタイン国際空港と市中心部を直結することで、公共交通輸送能力の向上と持続可能な都市交通の実現を図る。また、既存のタンソンニャット国際空港との接続強化にも寄与する見通しである。
さらに、同計画はホーチミン市とドンナイ省を結ぶ戦略的地域連携の要とも位置付けられている。
2030年までの完成を政治的重点課題に
ホーチミン市人民委員会は、これら鉄道事業を2030年までに完成させることを政治的重点任務と明確化。各局・関連機関に対し、最大限の資源動員と進捗管理を求めた。
クーン副主席は各工程ごとに具体的な期限を設定し、特例的な制度や政策の活用を含め、迅速な事業推進を指示している。
事業費約3.3兆円規模、PPP方式を提案
メトロ2号線ベンタイン―トゥーティエム区間は延長約5.58キロで、地下駅6駅を設置予定。概算総投資額は約33兆VND(約1980億円)とされる。
ホーチミン市は、民間大手のチューンハイ・グループ(THACO)に実現可能性調査報告書の作成を委託済みである。
事業方式は官民連携(PPP)のBT(建設・譲渡)契約を想定。投資家には、沿線のTOD(公共交通指向型開発)用地や車両基地周辺の最適活用地で対価を支払う案が提案されている。
都市鉄道整備は、ホーチミン市が目指す持続可能な都市発展と国際競争力強化の鍵を握る。4月の着工が実現すれば、ロンタイン空港時代を見据えた交通インフラ整備が本格始動することになる。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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