低成長は受け入れず 二桁成長を目指す方針
ベトナム共産党のトー・ラム書記長は、第14期中央委員会第2回会議の閉幕演説において、「低成長は受け入れない」と明言し、高く持続可能で実質的な経済成長の実現を強調した。
会議は3日間の日程を終え、組織・人事や党の基本規定を含む重要事項について高い一致を見たとされる。
「四つの堅持」と「四つの原則」
トー・ラム書記長は、政治・思想面で共産党の体制を強化することが、指導力向上の基盤であるとし、以下の「四つの堅持」を徹底する必要性を示した。
- マルクス・レーニン主義とホーチミン思想の堅持
- 民族独立と社会主義の目標の堅持
- ドイモイ(刷新)路線の堅持
- 党の組織・活動原則の堅持
さらに、二桁成長の実現には「四つの原則」に基づく必要があると指摘した。
- 質を犠牲にしない実質的成長
- マクロ経済の安定とインフレ抑制
- 資源の効率的活用と重点投資
- 成果の公平な分配による国民生活向上
科学技術・デジタル化を成長の原動力に
トー・ラム書記長は、新たな発展モデルとして、科学技術、イノベーション、デジタル転換を基盤とする決議の策定を提案した。
これにより「成長の中の成長」となる新たな原動力を創出する必要があると強調した。
地方統治改革と権限分権を推進
地方統治については、2層構造モデルの強化を打ち出した。
- 省レベル:戦略と調整
- 基礎自治体:実行と住民対応
また、権限移譲には財源やデジタル基盤を伴わせるべきとし、地域ごとの特性に応じた柔軟な運用の重要性を指摘した。
腐敗リスク対策の強化と制度整備
経済発展に伴い腐敗リスクが高まるとの認識を示し、
- 「不正をできない」制度設計
- 「不正をできない・やらない」と思わせる監視体制
を構築する必要性を強調した。
同時に、改革過程でのミスと不正を明確に区別し、責任ある挑戦を行う幹部の保護も求めた。
国家安全保障は経済・技術と一体
トー・ラム書記長は、国家の持続的発展には戦略的自立と社会の安定が不可欠であるとし、安全保障の概念を拡張した。
従来の領土防衛に加え、
- サイバー空間
- データ
- 経済インフラ
の保護も重要な課題であると位置付けた。
「国民の力」を基盤に発展を推進
会議の締めくくりとしてトー・ラム書記長は、党・国民・軍に対し以下の行動方針を呼びかけた。
「戦略的自立を確保し、二つの100年目標を堅持し、国民の豊かで幸福な生活のために団結して行動する」
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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