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【経済】 FDI企業の半数以上が2019年に赤字を計上

(C)VNEXPRESS

 ベトナム財務省の発表によると、2019年ベトナムのFDI企業の55%近くが赤字となり、総損失額は131兆4000億VNDにのぼった。

 上記の数値は、財務省がベトナムのほぼ全てのFDI企業(22,603社)の2019年の決算報告書を分析した結果として首相へ報告された。それによると2019年のFDI企業の総売上高は847兆VNDと昨年に比べ13%増加したにもかかわらず、半数以上の12,455社が赤字を計上した。

 2年連続で赤字が拡大業種としては、石油、天然ガス、石油化学製品、鉄鉱などが挙げられる。一方で、自動車・バイクの組立、食品加工、アルコール飲料、清涼飲料、経営コンサルティング、自動車整備、医療、教育などの分野のFDI企業は高い利益率を示した。

 国別でみると、デンマーク、オランダ、フランス、ルクセンブルグなどヨーロッパ企業の収益性が最も高くなっている。
ベトナムへの最大の投資国である韓国、日本、シンガポール、台湾などの企業の利益率は、妥当なレベルといえる。しかし主要投資国トップ10に入っている中国、香港は収益性が低く、オーストラリア、ブルネイ、トルコ、インドネシアに至っては、殆どが赤字となっている。

 税務総局によると、2019年の原油関連産業を除いたFDI企業の国内税収は210兆2000億VNDで2018年と比較して約13%増加した。
しかし、財務省は、FDI企業の投資効率はまだ低く、税収への貢献度がFDI企業が享受している投資インセンティブに見合っていないとみている。さらに近年では、移転価格問題、租税回避問題などが一部のFDI企業で発生しており、長年にわたって赤字を計上し国の税収に全く貢献していないにもかかわらず、ベトナムでの製造と販売の規模を拡大し続けている企業も存在している。

出典:26/12/2020 VNEXPRESS
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