中心部は1億VND/㎡で高止まり
不動産大手ワンマウントグループの市場調査センターによると、2026年第1四半期のホーチミン市中心部における新築マンション(一次市場)の平均価格は1㎡あたり約1億VND(約60万円)となり、2025年末と同水準を維持した。
一方、周辺地域では価格上昇が顕著となっており、市場の構造変化が見られている。
ビンズンは新たな価格帯を形成
旧ビンズン省エリアでは平均価格が5600万VND/㎡に達し、前四半期比で7%、前年同期比で37%の大幅上昇となった。
この背景には、ホーチミン市との統合や、以下のようなインフラ整備への期待がある。
- 環状3号線
- 都市鉄道(メトロ)
- ロンタイン国際空港
これにより、同地域は投資先としての魅力を高めている。
実際に、高級物件では新たな価格水準が形成されつつあり、
TBSグループの「グリーン・スカイライン」や、ベカメックス東急の「ザ・テン(ミドリパーク)」では、平均7000万VND/㎡前後の価格帯が提示されている。
取引は前年増も前期比で大幅減
2026年第1四半期の市場全体の販売戸数は約4,800戸となり、前年同期比では70%増と大きく回復した。
しかし、前四半期(2025年第4四半期)と比較すると、取引件数は63%減少しており、短期的には減速が鮮明となっている。
また、新規プロジェクトの販売吸収率も前期比で6%低下し、需要の鈍化が見られる。
金利高が需要と供給の双方に影響
市場減速の主因として、高止まりする金利が挙げられる。
- 住宅購入者の借入負担増加
- デベロッパーの資金調達難
- 新規販売タイミングの慎重化
こうした要因により、企業は新規プロジェクトの投入を見送る動きが強まっている。
2026年の新規供給戸数は約2万8,000〜2万9,000戸と見込まれ、従来予測から約2,000戸下方修正された。
市場は「様子見」ムードへ
調査報告書は、以下のように市場心理の変化を指摘している。
- 法的手続きの改善や金融支援により供給は回復
- 中心部価格は安定維持
- 周辺地域はインフラ期待で上昇
- ただし投資家・購入者ともに慎重姿勢
特に金利の高止まりとマクロ経済の不確実性が影響し、市場全体は「様子見」の状態に入っていると分析されている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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