電動自転車の速度向上を目的とした改造が問題に
ホーチミン市警察交通警察部門のナムサイゴン交通警察隊は10月7日、速度を上げるために改造された電動自転車について、交通事故や火災につながる危険性があるとして注意を呼びかけた。通学手段として電動自転車を利用する学生が増えるなか、安全性への懸念が高まっている。
同隊によると、一部の利用者が電池の交換や電気系統への手入れ、車両部品の変更などを独自に行い、走行速度を上げているという。
こうした改造によって車両の構造や走行性能が変わると、安全性が損なわれるおそれがある。特に、交通ルールに関する知識や周囲を確認する技能、道路上での危険に対応する経験が十分でない学生にとって、リスクは大きい。
高速化した車両では危険回避が間に合わない恐れ
道路では、歩行者の横断、前方車両の急な減速や進路変更、障害物の出現など、予期しない状況が起こり得る。
速度を上げる改造を施した電動自転車では、運転者が周囲の状況を十分に確認できなかったり、車間距離を適切に保てなかったりした場合、危険を察知しても回避行動が間に合わず、接触事故や重大事故につながる可能性がある。
また、ホーチミン市の交通警察は、ラッシュ時に学生が電動自転車で横並びになって走行することや、周囲への注意を欠くこと、交通ルールを守らないことも問題視している。こうした行為は危険への対応を遅らせ、本人だけでなく周囲の道路利用者の安全も脅かす。
電気系統の改造はショートや火災の原因にも
危険は走行中の事故に限らない。電動自転車の電気系統を独自に変更すると、通常の走行時だけでなく、充電や保管の際にも安全上の問題が生じる可能性がある。
同隊の担当者は、車両に適合しないバッテリーや部品の使用、不適切な取り付けによって、電気系統のショートや発火、火災が発生する危険性を指摘した。
このため、利用者が独自に車両を改造したり、走行性能に影響する部品を変更したりしないよう求めている。
保護者に車両の点検と交通ルールの指導を要請
交通警察は保護者に対し、子どもが使用する電動自転車の状態を定期的に確認し、本人が独断で車体の構造や電気系統、走行性能に影響する部品を変更しないよう管理することを呼びかけている。
あわせて、交通ルールに関する指導も重要となる。具体的には、決められた通行区分を守る、横並びで走行しない、走行中に携帯電話を使用しない、速度を出しすぎないといった基本事項の徹底が求められる。交差点や進路変更時には周囲をよく確認して減速し、前方の車両との安全な車間距離を確保する必要がある。
学校に対しても、実際の道路上で起こり得る状況を取り入れた交通安全教育を継続し、生徒が危険を認識して事故を未然に防ぐ力を身につけるよう求めている。
ホーチミン市の交通警察は、学生が使用する電動自転車を保護者が独自に改造しないことに加え、日頃から車両を点検し、バッテリーや電気系統への不適切な変更がないか確認するよう改めて注意を促している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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