ベトナム・ホーチミン市の小学生3人が、2026年10月24、25日に中国・南京市で開催された国際ロボット競技会「WRO China Open Invitational 2026」で優勝した。3人はファンバンチー小中一貫校の小学5年生で、ベトナム代表として出場。400を超えるチームが参加する大会で結果を残した。
ホーチミン市の小学5年生3人が優勝
優勝したのは、ホーチミン市カウオンラン街区にあるファンバンチー小中一貫校の5年2組に在籍するレ・ミン・ドゥックさん、ブーン・ダン・コアさん、グエン・ズイ・カンさんの3人である。
3人は「PVT Taconic」チームのメンバーとして大会に出場した。同チームは、2026年8月に開催された国内大会「Robotacon WRO 2026」で好成績を収め、南京での国際大会にベトナム代表として出場する権利を獲得していた。
今回の大会には、中国、韓国、デンマーク、マレーシア、メキシコ、トルコ、ベトナム、エジプトなど、各国・地域から400を超えるチームが参加した。
自律型ロボットで課題解決に挑戦
3人が参加したのは、小学生向けの「RoboMission」部門である。この競技では、規定の部品を使ってロボットを組み立て、課題を自動で遂行できるようにプログラミングする必要がある。
競技中に遠隔操作用のコントローラーや無線接続を使うことは認められず、ロボットは完全自動で動作しなければならない。機体の設計や組み立てに加え、プログラミング、動作確認、調整など、技術力と論理的思考力が求められる。
チームで課題を達成するには、メンバー間で役割を分担し、問題が発生した際に協力して解決策を探ることも欠かせない。今回の優勝は、こうした技術面とチームワークの両方が求められる競技での成果となった。
国内大会でも優勝、国際大会への出場権を獲得
PVT Taconicチームは南京大会に先立ち、ホーチミン市内の公立校、民間校、インターナショナルスクールが参加する大会で優勝していた。また、8月に開催された全国大会「Robotacon WRO 2026」では、B0部門「Robo入門」で金認定を獲得している。
こうした国内大会での実績を経て、国際大会で優勝を果たした。
ロボットと文化の融合が2026年のテーマ
世界ロボットオリンピアード(WRO)は、6~19歳の子どもや若者を対象とする国際的なロボット競技会である。科学、技術、教育分野の連携を背景に発展し、ロボットを通じて創造力、問題解決能力、協働する力を育むことを目的としている。
2026年大会のテーマは「Robots Meet Culture(ロボットと文化の出会い)」である。科学、技術、工学、数学(STEM)の知識を活用し、文化遺産の保全や価値の継承、文化の発信につながる解決策を考えることを促している。
ホーチミン市の小学生3人による今回の優勝は、ロボット教育を通じて育まれた技術力と創造性が、国際舞台で成果につながった事例となった。



























