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【経済】ホテル業界の苦境、回復までの道のりは?

(C)VNEXPRESS

2020年末に発表されたホーチミン市のホテル業界に関するマーケット調査報告書によると、2020年のホテル業界は急激な稼働率の低下に見舞われ、低迷状態が続いている。

2020年、ホーチミン市への海外からの旅行者は85%減少し、国内の旅行者も54%の減少となった。これにより、ホーチミン市内のホテルのうち3,600室以上が一時的な閉鎖に追い込まれた。ホーチミン市のホテルの稼働率は、平均20%となり、これは昨年と比べて54%も下がっている。更に宿泊料金も昨年平均と比べて19%の下落となった。
2020年末になって、ホーチミン市内の30%のホテルが活動を再開した。3つ星から5つ星に該当するホテルの多くが稼働率改善のために、隔離施設としての運用を目指している。
現在、隔離対応ホテルの稼働率は80%以上に達しており、宿泊料金も、3食付きで隔離基準に対応するサービスを提供しているため、通常の宿泊料金から平均49%程度上昇している。

報告書は、ホテル業界の復活の鍵はワクチン開発が握っていると指摘している。ワクチン開発が順調に進めば、今後2年間をかけてホテル業界は回復し、2024年には完全に回復するとみられている。

コンサルティング会社のツーリズムエコノミクスもアジア太平洋地域(APAC)は、世界的に見て比較的早期の2024年までに旅行業界が回復すると予測している。2020年にアジア太平洋地域の各国は、COVID-19の影響により海外からの渡航者が平均59%減少した。ベトナム経済は、海外からの渡航者の減少による影響を大きく受けたが、一方で中国やオーストラリアなど海外からの渡航者への依存度が低い国は、経済へのダメージが限定的となっている。

出典:21/01/2021 VNEXPRESS
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