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【経済】ビンズン省工業団地のFDI誘致が好調

(C) VNEXPRESS

2024年1月から5月までのビンズン省内の各工業団地への外国直接投資額(FDI)は5億USD以上となり、前年同期比で75%増加した。

これは、ビンズン省工業団地管理委員会(BDIZA)が5月24日にビンズン省人民委員会のボー・バン・ミン主席と会談した際に明らかにした情報だ。ビンズン省内の工業団地への投資誘致は、様々な困難に直面しながらも順調に成果を上げている。

具体的には、2024年1月から5月までに南部の主要工業団地集積地域であるビンズン省への外国直接投資額(FDI)は5億2500万USDとなり、前年同期75%の増加となり、年間計画の約44%に達した。このうち、2.7億USDは、新規の投資案件としてビンズン省が認可した58プロジェクトのもので、残りの2.5億USD以上は、210件以上の増資案件だった。ビンズン省の工業団地は、1兆VND以上の国内投資も受け入れており、こちらは、ほぼ年間計画を達成している。

これまでに、ビンズン省の工業団地は累計で3130件以上の

プロジェクトを誘致しており、そのうち外国直接投資プロジェクトが297億USDで全体の80%近くを占めている。国内企業による投資プロジェクト件数は682件で、総投資額は約95兆VND(38億USD相当)となっている。

ビンズン省工業団地管理委員会は、2024年度にはさらに130~140件の投資プロジェクトを誘致し、総投資額は、120~130億USDを目指すとしている。これらの投資プロジェクトによって、ビンズン省内には、1万5000人の雇用が生まれる見込みだ。

BDIZAはまた、2030年までに新たに10か所の工業団地を開発する計画がある。このうち、バックタンウエン県とタンウエン市の2か所の工業団地は、2年後の完成が予定されており、総面積は1000ヘクタールとなっている。その他の8か所の工業団地の総面積は6000ヘクタール以上となっている。ビンズン省では、新規投資に加えて、高付加価値産業や最新テクノロジーの分野を誘致するために、既存の工業団地の拡張も計画している。

BDIZAのレポートによれば、現在までにバウバン工業団地の1000ヘクタール拡張プロジェクトについて、投資登録証明書が発給されている。カイチューン工業団地のプロジェクトでは、1/5000と1/2000のスケールの計画が承認済みとなっている。現在、投資家は基本設計審査に提出するために、1/500スケールの建設計画の承認申請をおこなっている。

しかし、一部の工業団地開発プロジェクトでは、土地の立ち退きなどに関して問題が発生しているケースもある。このような状況を前に、ビンズン省人民委員会のボー・バン・ミン主席は、財務局に対して工業団地の計画に追加の予算見積りを割り当てるよう指示した。バウバン工業団地拡張プロジェクトに関して、ミン主席は、環境資源局がバウバン県人民委員会と協力して6月中に立ち退き保証額を承認して計画を実施するように提案した。

ミン主席はまた、BDIZAに対してダイダン工業団地、ラックバップ工業団地、ダットクオック工業団地、ソンタン3工業団地における投資調整手続きを迅速に完了させるよう、関係機関と調整するよう指示した。

ベトナムの不動産市場が苦境から抜け出せていない状況の中で、工業団地の不動産は、今後も明るい見通しだと多くの専門機関が分析している。CRREは、今後3年間の工業不動産の賃貸価格は、北部で毎年5~9%、南部で毎年3~7%上昇すると予測している。

SSI Researchも、今年もベトナムへのFDIの流入が成長を維持しているため、工業用不動産の見通しは明るいと評価している。2023年のベトナム国内のFDI投資額は前年から24%増加していた。

出典:2024/05/26 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載