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【経済】タイの大手カフェチェーンがベトナムへ進出

先日、タイ最大のカフェチェーンであるCafe Amazonが、ベトナムでの店舗展開を拡大する計画を発表した。この大手カフェチェーンは、ベトナムをCOVID-19 感染拡大の状況下における最も明るい投資場所とみているようだ。

Cafe Amazon Vietnamの代表者は「当社は、ベトナムの中長期的な成長性を踏まえて、今後ベトナム全土での店舗展開を計画しています。まずは2021年にホーチミン市およびその近隣省に複数店舗をオープンする予定です」と事業計画を明らかにした。

Cafe Amazonによれば、ベトナムは高い経済成長力と外国人投資家へのある程度開かれた投資環境を備えており、事業拡大の可能性を秘めた国の1つだ。さらに、ベトナムでのカフェ事業にはコーヒーの生産、消費、チェーン展開において、大いに成長の余地が残されているとCafe Amazonは見ている。

このタイのカフェチェーンは、ベトナムでの具体的な目標店舗数は明らかにしていないものの、現在すでにベトナムの投資家に適したフランチャイズモデルのテストを実施しているとしている。現在のところCafe Amazonは、ホーチミン市内に2店舗をオープンしており、さらにミトー市、ベンチェ省、チャーヴィン省にあるセントラルグループが展開するスーパーマーケットGo!に3店舗をオープンしている。

マーケティング調査会社であるEuromonitorによるとベトナムのカフェチェーン店の市場規模はおよそ10億USDだ。ベトナム国内のカフェチェーン大手5社のうち、4社はHighlands、Phuc Long、The Coffee House、Trung Nguyenとベトナム国内ブランドが占めており、外資系では唯一Starbucksが入っているものの、市場シェアは3%未満にすぎない。

CNBCによると、ベトナムで、カフェチェーン国際ブランドが失敗している原因は、ドリンクメニューがベトナムの伝統的で馴染みのあるメニューとは異なる点にあるとしている。また、海外のカフェチェーンの価格がベトナムのカフェチェーンの2~3倍程度することも原因の一つとなっている。

この点について、Cafe Amazonの代表者は、ベトナムでのメニューには同社のブランド統一メニュー以外に、ダラット産のコーヒー豆を使用したブラックコーヒー、ミルクコーヒーなども追加したと述べた。また、ベトナム人消費者に人気のあるピーチティー、タピオカミルクティーなども多数メニューに追加している。

「ベトナムは独特なカフェ文化を持つ国です。そのため私たちはドリンクメニューの研究と開発に注力し、ベトナムとタイという2つのカフェ文化を融合した存在になることを目指しています」とCafe Amazon代表者は話す。

Cafe Amazonはタイで最大の石油ガス会社PTTグループの子会社として2002年に設立された。現在タイ国内で3000店舗以上のカフェチェーンを経営するタイ最大のカフェチェーンで、海外11か国にも進出しており、チェーン店舗数では、世界のカフェチェーンのトップ6に入っている。

PTTグループは、2021年1月上旬に、ガソリンスタンド事業とカフェチェーン事業に746億バーツ(約25億USD)を投資するという計画を発表しており、2025年までに5800軒の店舗展開を目指すとしている。

PTTでは、ベトナムでの事業展開においてタイの小売り大手であるセントラルグループの子会社であるセントラル・レストラン・グループ・ベトナム(CRG)との合弁会社であるORCGを設立する。ORCGの出資比率はPTT側が60%、CRG側が39.9%を出資し、残り0.1%をセントラルグループ創業一族のジラティワット家が出資する。

出典:11/04/2021 VNEXPRESS
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