ベトナム農業農村開発省は、タイから輸入された豚生体がアフリカ豚熱に感染していたことが確認されたとして、タイからの豚生体の輸入を6月30日から一時停止すると発表した。
ベトナム農業農村開発省のフン・ドゥック・ティエン大臣によると、今回の輸入停止措置は、タイからアフリカ豚熱がベトナム国内に侵入することを防ぐことを目的としている。ベトナム農業農村開発省は、既にタイ政府に対して6月30日から輸入を停止すると通知済みとのことだ。
既にタイの企業との輸入契約が締結されている豚に関しては、6月29日までは、ベトナム国内に輸送することが認められており、ベトナム国内で検疫当局が病気の安全性を確認するために、厳格な検査をおこなうとしている。この輸入停止措置は、アフリカ豚熱の感染が抑え込まれ安全性が確認された時点で解除される。
昨年6月、農業農村開発省は、豚肉の需要と供給のバランスを改善し、国内の豚肉価格を安定させるために、タイからの豚生体の輸入を許可していた。
昨年、ベトナムは、3万4650トン(8000万USD相当)の豚肉を輸入しており、それ以外に、屠畜用の豚生体44万7600頭を輸入していた。輸入された豚生体のうち3万4600頭がタイからの輸入であった。また今年の1月から4月にかけては、ベトナムは毎月平均3万から5万頭の豚生体をタイから輸入していた。
出典:29/05/2021 VNEXPRESS
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